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愛知県名古屋市熱田区 熱田神宮

Atsutajingu,Atsutaku,Nagaoya city,Aichi

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Mar.22, 2016 中山辰夫

名古屋市熱田区神宮一丁目

熱田神宮は、三種の神器の一つ草薙神剣(くさなぎのみつるぎ)を御神体としてお祀りし、伊勢神宮に次ぐ大宮で、毎年650万人近い参拝者が訪れる。

創祀1900年である。「熱田さん」「宮さん」と呼ばれ親しまれている。

約6万坪の境内には、樹齢千年を越える大楠が緑陰を宿し、宝物館には信仰の歴史を物語るものとして、皇室を初め全国の崇敬者から寄せられた6千余点もの奉納品が収蔵展示されている。

境内外には本宮・別宮外43社が祀られ、主な祭典・神事だけでも年間70余度を越え、昔ながらの尊い手振りのまま今日に伝えられている。

中でも一番大きなお祭りは、「熱田まつり」の名で呼ばれる6月5日の例祭。この祭りには天皇陛下の勅使が御参向になる。

祭神:熱田大神 相殿神:天照大神・素戔嗚尊・日本武尊・宮簀媛命・建稲種命

境内案内

 

南門(正門)の第一鳥居附近

   

すぐ左側にあるのが、上知我麻神社と別宮(八剣宮)

参道と森

 

境内は大都会の中にありながら静寂。面積約19万㎡(約6万坪)の神苑の樹木はクス・ケヤキ・カシ・シイ・ムク・イチョウ・クロガネモチ等が良く育ち、ことにクスは巨木が多く、樹令1000年前後と推定されるものが数本ある。有名な木には、花が咲いても実のならない「ならずの梅」、茶人の愛好する「太郎庵椿」、弘法大師お手植と伝える「大楠」などがあげられる。

二十五丁橋—平安時代の石橋

    

参道と南神池との間に架かる橋。名古屋最古の石橋—平安時代の石橋—で、25枚の板石が並んでいることからこう呼ばれている。橋は渡れない。

南神池

    

「お休み処清め茶屋」と「宮きしめん」がある。メガネ店組合が建てた眼鏡の碑があった。なぜ土偶か不明。

東門—東参道と交差する 神社は大幸田神社(おおさきだ)—五穀をはじめ食物を司る「宇迦之御魂神(うかのみたまのかみ)」を祀る。

   

佐久間灯篭

     

東参道と交差するところにある佐久間燈篭。佐久間大膳亮勝之が1630(寛永7)年に寄進したもの。江戸時代から日本三大燈篭の一つとされ、高さは8mある。

第二鳥居

    

宝物殿

    

大楠と愛知県酒造組合献酒

      

神宮には多くの楠があるが、特に大きな7本は「七本楠木」と呼ばれ、樹齢千年以上とされる。枝の広がりがすごい。酒樽はタテ5列、ヨコ14列

信長壁

       

第三鳥居

    

第三鳥居を越えるといよいよ本宮となる。

授与所周辺

     

西楽所

   

神楽殿の前にある桧皮葺の美しい建物。西楽所は1686(貞享3)年、将軍綱吉の再建で神宮にあっては数少ない明治以前の建造物の一つ。

5月1日の舞楽神事ではここで楽が奏され、5月8日の豊年祭にはおためし(田畠の模型)が奉飾される。

ならずの梅

  

本宮(ほんぐう)

1893(明治26)年までは尾張造りの社殿であったが、伊勢の神宮とほぼ同様の社殿配置・規模の神明造りに改造された。

昭和20年の戦災後、1955(昭和30)年に造替された。

本宮の拝所は外玉垣御門(とのたまがきごもん)の前で、この御門と四尋殿(よじんでん)を併せ拝殿と称し、東西翼廊を付設している。

     

その拝殿より御垣内を拝すると、一番奥に最も高く千木(ちぎ)・勝男木(かつおぎ)の見える社殿が「本殿」で、熱田大神はここに鎮座。

拝殿から順に「外玉垣」「内玉垣」「瑞垣(みずがき)」の垣がある。内玉垣と外玉垣との間の広場を「中重(なかのえ)」といい、正面中程に立っている鳥居を中重の鳥居という。例祭をはじめ祭典の多くはこの中重にて斎行される。

    

社殿は、再建以来50余年を経て、大屋根の葺替えをはじめ授与所・神楽殿の修造時期を迎えたことから造営し、平成25年、創祀千九百年の慶節を真新しい社殿で迎えた。

神楽殿

      

初宮参り・安産・厄除け・家内安全などのご祈祷を奉仕する社殿。平成21年、創祀千九百年の記念事業で新しく造営された。

土井殿

    

神楽殿の北に位置し、もと、草薙神剣を奉安した御殿で、旧本殿の東に相並んで鎮座していた。様式は宝庫造、俗に井楼組(せいろうぐみ)と呼ばれる造りで、屋根切妻桧皮葺の箱棟。

1517(永正14)年(1517)将軍足利義稙(よしたね)の造営と伝え、1542(天文11)年修造されており、1971(昭和46)年に屋根を銅板葺にして復元されました。

斎館・勅使館

  

宮庁

   

熱田神宮会館入口

 

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