愛知県岡崎市 土呂 八幡宮
Toro Hachimangu,Okazaki city,Aichi
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岡崎市福岡町南御坊山20 八幡宮本殿 重文 近世以前/神社 江戸前期 元和5(1619) 三間社流造、檜皮葺 棟札3枚 19310119
October 22,2022 大野木康夫
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境内
本殿(重要文化財)
向かって左(西)から
裏側(北)から
向かって右(東)から
所在地 愛知県岡崎市福岡町字南御坊山19
八幡宮(土呂)は岡崎市南部の福岡町、八幡宮(上地)から東海道線を挟んで西に鎮座しています。
本殿(重要文化財)
元和5(1619)年の建築
三間社流造、檜皮葺
上地の本殿より時代が新しい分、装飾性が増しています。
八幡宮(土呂)
撮影:2009年8月
土呂八幡宮は社伝によれば、永禄6年(1563)の三河一向一揆の兵火にかかり焼失したが、徳川家康が石川数正を遣わして再興させたという。
現在の本殿は、棟札から、元和5年(1619)に江戸幕府の代官畔柳寿学の造営で、大工は河北次郎兵衛守定であることが判る。
本殿は三間社流造、屋根は檜皮葺で南面する。規模は間口3.11m、奥行2.75m、切妻造平入の前面屋根を流れるように延ばして庇柱を立て、木階と浜床を庇で覆い、主屋正面は1間ないし3間として、板扉を入れ、他の柱間を板壁として、周囲に高欄付の縁をつける形式である。この建物では、主屋柱は丸柱を用い、正面は3間で、内部は前室と内陣の2室に分けられる。前室では正面が開放され、内陣正面では両開き板扉をつる。組物は舟肘木を用いる。
江戸時代初期の遺構であるが、保存状態がよく、建立時に同じ岡崎市にある上地八幡神社に範を取ったものと見られ、木鼻・実肘木・手挟の絵様や刳型の古風な手法に当地方の室町後期の伝統が伝えられている。
<本殿>
3間社、身舎側面1間、浜縁付、土台建、組物舟肘木庇出三斗、庇繁海老虹梁、妻虹梁大瓶束、正面打越二軒背面二軒繁垂木、流造、檜皮葺
同じ岡崎市内の上地にある八幡宮本殿と近似するが年代はやや降る
江戸時代[元和5年(1619)]
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