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愛知県豊橋市 豊橋ハリストス正教会聖堂

Toyohashi orthodox chirch,Toyohashi city,Aichi

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豊橋市八町通3-15 豊橋ハリストス正教会聖使徒福音者馬太聖堂 重文 近代/宗教 大正 大正2(1913) 木造、建築面積182.0㎡、一階建、正面八角鐘楼付、銅板葺、聖障付 20080609


August 17,2019 大野木康夫 source movie

豊橋ハリストス正教会聖使徒福音者馬太聖堂

Toyohashi Saint Matthew the Apostle and Evangelist Orthodox Church, Toyohashi city, Aichi

国指定重要文化財

大正2(1913)年の建築

木造、建築面積182.03m2、一階建、正面八角鐘楼付、銅板葺、聖障付

 豊橋ハリストス正教会聖使徒福音者馬太聖堂は、吉田城跡である豊橋公園の南側、公園入口近くに位置し、西を正面として建つ。豊橋における最初のロシア正教の伝道は明治九年とされ、同一一年には木造二階建下見板張の会堂が建設された。同三五年に聖堂用地として現在地が購入され、大正二年一月着工、同年一二月に竣工したのが現在の聖堂である。設計監督は、ハリストス正教会副輔祭の河村伊蔵とされる。

 河村伊蔵(一八六六〜一九四○)は、愛知県知多郡内海村に生まれた。日本ハリストス正教会の聖職者で、教団財産の管理営繕業務を担い、豊橋の聖堂建設時は副輔祭で、昭和八年に長輔祭、同一二年に司祭に叙聖されている。河村伊蔵の作品としては、煉瓦造の函館ハリストス正教会復活聖堂(大正五年 重要文化財)がある。

 聖堂は、木造、一階建、銅板葺で、外壁は下見板張を基本とする。平面は、西から東へ、玄関、啓蒙所、聖所、至聖所を一直線に並べる、ハリストス正教会聖堂に共通する平面をもつ。各室の平面規模は、玄関が一二尺四方、啓蒙所が東西一八尺南北二四尺、聖所が三○尺四方、至聖所が東西一三尺南北二四尺の半八角形で、玄関西面と聖所南北両面に切妻造の車寄を突き出す。

 外観は、玄関上部に尖頭屋根とクーポラを戴く八角形平面の鐘塔を建て、啓蒙所は東西棟の切妻造とし、聖所には葱坊主形のクーポラを戴く宝形造の錣屋根を架ける。細部では、オジーアーチをモチーフとしたとみられる、開口部上部の台形と山形の破風との組合せが多用され、軒部には刳形を重ねた重厚なコーニスを廻す。また、車寄の柱は、幾何学的立体の組合せによりくびれ柱を造る独特の意匠とする。

 内部は、壁・天井とも漆喰塗で、中心飾りから照明器具を吊し、聖所においては、正方形平面にペンデンティブ状の隅切りを設け、八角形平面のリブ付き曲面ドーム天井を架けて小宇宙を造り出し、八角形の中心飾りからシャンデリアを吊す。また、聖所は至聖所寄りが一段床が高く、至聖所との境に聖障を設置し、至聖所の天井もリブ付き曲面天井とする。

 豊橋ハリストス正教会聖使徒福音者馬太聖堂は、ハリストス正教会聖堂の定型的な平面構成をもつとともに、我が国における木造ハリストス正教会聖堂の完成型の建築構成と細部意匠をもつことで、歴史的価値が高い。また、我が国ハリストス正教会の司祭建築家と見なせる河村伊蔵の集大成となる木造聖堂建築として評価できる。

(国指定文化財等データベースより)

                

細部撮影

                


Jan.2011 撮影:瀧山幸伸 source movie

神現祭の日

A camera

          

                      

B camera

                


Mar.2010 撮影:瀧山幸伸 source movie

A camera

                    

B camera

                


Oct.1992 撮影:高橋久美子

          

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