愛知県豊橋市 東観音寺
Toukannonji,Toyohashi city,Aichi
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豊橋市小松原町字坪尻14 東観音寺多宝塔 重文 近世以前/寺院 室町後期 大永8(1528)頃 三間多宝塔、こけら葺 19070527
August 17,2018 大野木康夫 source movie
所在地 愛知県豊橋市小松原町字坪尻14
寺は、小松原山と云い、臨済宗妙心寺派に所属する。天平5年(733)行基の開創という古刹である。もと寺地は、遠州灘沿いにあったが、宝永4年(1707)の津波で被災し、正徳6年(1716)に現寺地に移転した。
(文化財ナビ愛知より 沢田多喜二氏の詳細解説文)
山門
境内
本堂
多宝塔(重要文化財)
大永8(1528)年の建築
三間多宝塔、こけら葺
多宝塔は明治13年(1880)に現地に移されたという。この塔は、寺伝では藤田左京僚亮定光の建立とされ、寺蔵の多宝塔古版木裏面に大永8年(1528)の銘がある。
この塔は、三間多宝塔(一辺3.34m)、高さ12.15mである。上層は円形で、白漆喰の亀腹をつけ、丸柱12本を円周状に立て、四手先の組物を置いて、こけら葺の宝形屋根をのせる。下層では、裳階(もこし)をつけ、周囲に高欄付の廻縁をめぐらす。柱は丸柱で、組物は出組、中備に蟇股(かえるまた)、蓑束(みのづか)を用いる。各面には双折桟唐戸、連子窓をいれる。内部には来迎柱を立て、禅宗様須弥檀を置き、本尊多宝如来を祀る。心柱は下層の梁上で止まり、相輪は通常の仏塔とは異なり水煙と竜車を欠き、露盤、覆鉢(ふくばち)、請花、九輪、宝珠で構成される。この塔では、上下層ともに扇垂木とするなど、禅宗様を基調としているが、塔高を低くおさえ、重厚な印象をもつ。
(文化財ナビ愛知より 沢田多喜二氏の詳細解説文)
細部撮影
Feb.2012 瀧山幸伸 source movie
A camera
B camera
Mar. 2007 瀧山幸伸 source movie
多宝塔
豊橋の市電
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