愛知県豊川市 三明寺
Sanmyoji,Toyokawa city,Aichi
Category
|
Rating
|
Comment
|
General
|
|
|
Nature
|
|
|
Water | ||
Flower |
|
|
Culture |
|
|
Facility |
|
|
Food |
|
豊川市豊川町波通37 三明寺三重塔 重文 近世以前/寺院 室町後期 享禄4(1531) 三間三重塔婆、こけら葺 19070527
豊川市豊川町波通37 三明寺本堂内宮殿 重文 近世以前/寺院 室町後期 天文23(1554) 一間社流造、こけら葺 棟札1枚 19530331
August 17,2109 大野木康夫 source movie
所在地 愛知県豊川市豊川町波通37
三明寺は寺伝によれば大宝2年(702)の創建で、南北朝時代に禅宗として復興されたという。
(文化財ナビ愛知より 岩田敏也氏の詳細解説文)
三重塔(重要文化財)
享禄4(1531)年の建築
三間三重塔婆、こけら葺
現存する三重塔は解体修理の際に発見された墨書により享禄4年(1531)の建立であることが知られる。
初層は三間四方で四周に縁を廻らし、柱間には四面とも長押を通して、中央間に桟唐戸を吊り、両脇間には目透しの無い連子窓(れんじまど)を設ける。柱上の組物は手先が三つ前へ出る三手先斗で、前方斜め下へ突き出る尾垂木が付く。内部には来迎柱を二本立て、前に須弥壇(しゅみだん)を置く。
二層目は手摺の先端を刎ね上げた刎高欄(はねこうらん)付きの縁を廻らし、初層同様の組物を載せ、和様で統一する。三層目は擬宝珠高欄付きの縁を廻らし、柱には上部を細く丸めた粽(ちまき)を付け、柱上には厚板状の横材である台輪(だいわ)を載せて禅宗様の尾垂木付き三手先斗を置く。軒も初層・二層は平行垂木であるが、三層目は放射状の扇(おおぎ)垂木とし、和様と禅宗様を層によって使い分け、外観に変化を付けた美しい塔である。
(文化財ナビ愛知より 岩田敏也氏の詳細解説文)
細部撮影
本堂
本堂内宮殿(重要文化財)
天文23(1554)年の建築
一間社流造、檜皮葺
本堂内陣の中央に安置される宮殿(くうでん)は寺院の一般的な厨子とは異なり、神社本殿の形式をとっている。棟札により天文23年(1554)の建立、大工は熱田の住人棟梁藤原甚左衛門尉吉定・大工藤原右衛門尉光則とされる。
一間社流造、こけら葺で、妻には虹梁大瓶束(こうりょうたいへいづか)を見せる。正面および側面に縁を設け、縁の後端に脇障子(わきしょうじ)を立てる。正面には六段の木階(もっかい)と庇を設け、庇の柱間の中央上部に蟇股(かえるまた)を置く。
身舎(もや)の柱は円柱で、柱上に手先が二つ前へ出て軒を受ける二手先斗キョウ(キョウは木偏に共)を置き、正面柱間を開放して奥行きの浅い前室を設け、その奥に板扉を吊って内部に弁才天を祀る。室内にあるため保存状態は良い。
(文化財ナビ愛知より 岩田敏也氏の詳細解説文)
Mar.2013 瀧山幸伸 source movie
本堂
Hondo
三重塔
Sannjunoto
Mar. 2007 瀧山幸伸 source movie
All rights reserved 無断転用禁止 登録ユーザ募集中