秋田県秋田市 藤倉水源地
Fujikura Reservor,Akita City,Akita
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秋田市山内字上台、山内字大畑 藤倉水源地水道施設 堰堤 重文 近代/産業・交通・土木 明治 明治44(1911) 本堰堤、副堰堤、放水路、進入通路、護岸よりなる(本堰堤の鉄骨トラス橋、送水・排砂設備を含む) 19930817
秋田市山内字上台、山内字大畑 藤倉水源地水道施設 放水路 重文 近代/産業・交通・土木 明治 明治44(1911) コンクリート造 19930817
秋田市山内字上台、山内字大畑 藤倉水源地水道施設 管理橋 重文 近代/産業・交通・土木 明治 明治44(1911) 鉄製単トラス橋 19930817
藤倉水源地水道施設は、一級水系雄物川支川の旭川の上流に位置する。
秋田市内への飲料水・防火用水の供給を目的に、明治36年(1903)に工事着手、日露戦争の影響で一時工事が中断したが、明治40年(1907)に竣工し、秋田市内への給水を開始した。
しかし、完成直後に二度にわたり洪水等で被害を受けたため、各部の設計変更を行い、明治44年(1911)に改めて竣工した。
工事は、秋田市が秋田県及び内務省(現国土交通省)の補助を受けて実施。内務省から技師(中島鋭治、近藤虎次郎)が派遣され、彼らの指導の下、市の技師たちが設計実務にあたった。
昭和48年(1973)に給水停止した後、昭和62〜63年(1987-88)に補強のため修理が行われたが、大きな改変を受けることなく現在に至っている。
<堰堤>
重力式コンクリートダムで表面に化粧石を貼る。本堰堤と20m下流にある副堰堤からなる。
本堰堤は南北方向で、長さ65.1m、高さ11.7m(越流部は9.0m)。
越流部以外は手摺があり歩道となり、越流部を跨川する管理橋に繋がる。
左岸側に「バブル塔」と呼ばれる取水及び排砂設備を持つ。
副堰堤は長さ28.6m、高さ2.1m。
<放水路>
本堰堤の北に位置し岩山を挟んでおり、流量を調整する役目を持つ。
<管理橋>
本堰堤の越流部の上方にある鉄骨トラス橋。
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