愛媛県大洲市 高山ニシノミヤ巨石遺跡
(Takayama Menhir, Ozu City, Ehime Pref.)
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September 24, 2021 野崎順次 source movie
愛媛県大洲市高山甲621
大洲地区は磐座や不思議な巨石が多いそうだ。その中でもっとも代表的なのがこの通称高山メンヒルである。
この遺跡は、大洲城下を見下ろす高山寺山の中腹、標高約300m付近の高山西地区にあります。高さ4.7m、幅2.3m、厚さ0.6mの巨石の立石で、「石仏」「メンヒル」とも呼ばれています。この巨石が、いつ、何の目的で建てられたかは全くの謎であり、考古学的な検証を待たねばなりませんが、古くから信仰の対象となっていたことは事実のようです。
昭和3(1928)年、高名な人類学者の鳥居龍蔵(とりい
りゅうぞう)博士が視察し、周辺の巨石群などとともに調査がおこなわれています。調査の詳細は伝わっていませんが、この調査が、その後の本市の古代史研究に与えた影響は大きく、学史的に重要な遺跡といえます。
(大洲市ウェブサイトより)
大洲市指定史跡 高山ニシノミヤ巨石遺跡 昭和三十一年九月三十日指定
先史時代の人々の手でこの地に残したとされる巨石の中で代表的な立石である。古来前面を仏とし背面を神(権現様)として崇拝され、特に目疣(めいぼ)のある者が祈願すれば霊顕を得るとして参詣する風習があり、その前面には積石の祭壇を設け、今なお香華を供えている。
昔藩令によって久米喜幸橋の石材に用いようと運び出し、翌日橋をかけようとしたところ、この巨石が夜のうちに元の位置に座っていたという民話もある。昭和三年十一月故鳥居龍蔵博士の来洲によってメンヒルとしては東洋一のものだろうと推称されて以来にわかに有名になった立石である。
平成三年一月吉日建立 大洲市教育委員会
(現地説明石碑より)
近くの道路からの眺望がよい。真正面は冨士山(とみすやま、320m)、その麓に大洲市街、左側に神南山(かんなんざん、710m)。
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