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愛媛県宇和島市 西江寺

Seigoji,Uwajima city,Ehime

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January 7, 2021 野崎順次 source movie

愛媛県宇和島市丸穂甲1140
臨済宗妙心寺派
佛日山 西江寺

本寺は、東福寺開山の聖一国師の法孫に当たる仏印禅師の上足といわれる悟庵徹和尚が、貞治四年(1365)に開山し、同年二月十五日に本堂が上棟された。ずっとその後になって、寛氷二年 (1625) 伊達政宗の長子秀宗が、この地宇和島の藩主に移封されたので、翌三年的堂和尚に本寺を中興させ、竜泉寺殿の菩提寺とした。
しかしこの時までの西江寺は、現西江寺の上部竜光院の下にあった。そこにはまた、伊達家の菩提寺竜華山等覚寺が創建されたので、西江寺は今の地に移建したのであった。
(重森三玲「日本庭園歴覧辞典、昭和49年」より)

現地説明板(地域説明)
  


多宝塔?
  

本堂
         


県名勝 西江寺庭園 江戸時代初期 枯山水

そして本寺が今の地に移建したのは、安政二年筆録の「西江寺由緒」によると
当山ハ天地ハ只今ノ竜光院下二有之寛永二年乙丑秀君此地へ被移処也
とあって、寛永二年にこの地に移ったことが明らかであるが、今本庭の様式や石組の手法などを、実測調査の上で研究してみると、やはり本寺移建後の寛永初年の作庭であることが解る。つまり寛永五年(1628)を前後するところの作庭とみてよい。
本庭は面積約百二十四坪ほどあって、書院の前庭幅四尺、高さは七尺の大刈込離を巡らせてあって、その中に築山を設け、枯滝石組を作り、築山の東部には青石四尺六寸高の立石を遠山石とし、全庭の石組はいずれも傑出しているし、鶴亀二島の中島には石橋を三橋架けてあって、この時代の枯山水として傑出しているのみでなく、品格もあり、よく寛永期の枯山水として典型的な禅院庭園である。
(重森三玲「日本庭園歴覧辞典、昭和49年」より)
                                        


Jan.21,2020 瀧山幸伸 source movie

     

庭園

                                     

 

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