愛媛県宇和島市 天赦園
Uwajima Tenshaen,Uwajima City,Ehime
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Mar.24,2021 瀧山幸伸
January 8, 2021 野崎順次 source movie
愛媛県宇和島市天赦公園
天赦園
七代藩主、伊達宗紀(むねただ)(春山)が隠居の場所として建造した池泉廻遊式庭園。名の由来は、伊達政宗が隠居後詠んだ。
馬上に少年過ぎ?世は平にして白髪多し
残躯は天の赦す所?楽しまずして是を如何せん
という漢詩から採ったもの。
書院式茶亭である潜渕館(せんえんかん)は、大正11年、昭和天皇陛下が皇太子のころ、天赦園御成の際の御座所にあてられたこともあります。
(宇和島市観光ウェブサイトより)
国名勝 天赦園庭園 江戸初期 池泉回遊式
今本庭を一覧すると、本庭の面積は四千七百五十一坪で、その内庭園だけの面積が三千四百坪となり、大芝生地と池庭との二つに分かれている。そして芝生地には、茶亭や露地または枯山水の部分もあるが、大部分は池庭である。
池庭は回遊式となり、東部に曲線のある長い出島を設け、南へ突出させ、さらに南から北へ長い出島を作り、その前方に小島が作られている。この二つの出島と、その付近の石組はなかなかよくできているが、これは江戸末期に宗紀の改修した部分である。したがってどことなく女性的で快調であり、一種の文人調が見られる。しかし石組はこの時代の作品としてはなかなか傑出している。
池庭の大部分は寛文中の作庭で、出島付近の三尊石組手法には江戸初期のものが窺える。本園には藤の棚が多く、名木が多いのとパ竹の種類が多く、数十種を数えることができる。さすがに伊達家の作庭だけに、宇和島の誇れる名園である。
(重森三玲「日本庭園歴覧辞典、昭和49年」より)
パンフレットと現地説明板
庭園
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