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愛媛県宇和島市 等覚寺

Togakuji,Uwajima city,Ehime

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January 9, 2021 野崎順次 source movie

愛媛県宇和島市野川1157
臨済宗妙心寺派
龍華山 等覚寺
 

宇和島市街地の南東部に位置する。宇和島藩初代藩主伊達秀宗が母の菩提を弔うために江戸時代初期の元和4年(1618年)に建立した。建立当初は母親の法号から白雲山龍泉寺と呼ばれた。宇和島藩主の菩提寺は母親や藩主の法号からその名がついているため、領民には寺院を山号で呼ばせた。
万治4年(1658年)秀宗が没し、墓所が造営されると浄妙山等覚寺と改称された。その後、山号は宝永7年(1710年)に龍華山に改められた。
現在の山門は1894年に再建されている。
『ウィキペディア「等覚寺(宇和島市)」より』

アプローチ、一昨日夕方から断続的に降る雪が積もっている。
     


山門あたり
        


本堂あたり
       


積雪のため、庭園は公開されていない。参考までに重森三玲氏の解説と塀越しに撮影した不完全な写真を示す。

市名勝 龍華山庭園 桃山時代 池泉観賞式
本庭は書院の北庭で、面積は約七十坪の池泉観賞式の庭である。北部の山畔を利用して築山を設け、これに左右ニケ所に滝を作っているが、向かって左の滝は特に豪華な石組が見られ、いかにも元和頃の手法で、水落石や滝添石や、または遠山石も豪華に組まれている。上部には三尊手法の石組があり、その滝前には自然石の橋を架け、橋裏から水が豊かに落ちているし、特に添石が豪華である。
向かって右の滝はやや弱く、この滝にも前面に自然石の橋を架け、雌雄の滝とされているし、この二つの滝の間に見られる護岸石組がまた豪華で、よく元和期の手法を語っている。
池泉の書院側には船着石の大きいものを配し、左右の護岸石組も多少荒廃しながら保存されている。築山には大刈込を設けて全庭の背景とし、特にソテツの群植が目につく。何といってもこの宇和島では最も古い池庭だけに是非一覧の要がある。
(重森三玲「日本庭園歴覧辞典、昭和49年」より)
      


伊達家東西墓所(市史跡)の現地説明板
    


西墓所
伊達秀宗(初代)と殉死者の墓4基、伊達村年(四代)、伊達宗実(秀宗長男)三保姫(三代代伊達宗贇正室)、佳子(九代伊達宗徳正室)孝子(伊達宗徳継室)、伊達政宗供養塔、
伊達秀宗生母供養塔
     


伊達村年(四代)など
     


県史跡 伊達秀宗(初代)と殉死家臣墓4基
            

東墓所
伊達宗利(ニ代)、伊達宗贇(三代)、伊達村寿(六代)、順子(村寿正室)、伊達宗城(八代)、猶子(益子・宗城正室)、伊達宗陳(十代当主)。ニ代、三代の墓は他に較べ小さい。これはかつて廟となっており建屋で被われていたからである。

伊達宗城(八代)と夫人猶子
     

その他
                                  


Jan.21,2020 瀧山幸伸 source movie

      

庭園

                                               

宇和島藩主墓所

             

 

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