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福井県越前市 紫式部公園

Murasakishikibu park,Echizen city,Fukui

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Aug.28,2014 中山辰夫

越前市東千福町20

越前市武生で1年余りを過ごした、世界的偉大な女流文学者の紫式部を偲び、平安時代の貴族の住居を模して、池や築山を配置した全国で唯一の寝殿造の庭園を再現した公園。

越前富士、日野山を借景にした雅やかな庭園と約200mもある芝生公園の藤棚、金色の紫式部像がみどころ。

紫式部像

芸術院会員・文化勲章受章の圓鍔勝三作(えんつば)

石碑

紫式部と武生

996(長徳2)年、藤原道長の計らいで、父・藤原為時は淡路守から越前守に任じられた。その年の夏か秋ごろ、為時は20代半ばの紫式部を伴い、越前国の国府に赴任した。敦賀からどのルートを辿ったかは不明である。(木の芽峠越か海路を使った山中峠越化を利用したらしい)

式部の越前までの旅体験や越前での体験は源氏物語の各巻の心理・情景描写に生かされているといわれる。

式部は1年余りで先に帰京した。

日野山 (794m)

『地名と川の名になっている。武生の市街を北流して遠く福井市北方で足羽川に合し、九頭竜川に流れ込む。

日野という地方は、古い古代製鉄とかかわりがあったのでないか…という妄想が、昔から私の頭から離れない・・』から始まって一節が、司馬遼太郎氏の街道をゆく「越前の諸道」に含まれている。越前を理解するうえで興味がわく内容である。

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