福井県越前市聖徳太子堂

Shotokutaishido,Echizen city,Fukui

越前市平和町

国登録有形文化財

聖徳太子堂は旧武生市街地の平和町に位置し、聖徳太子が祀られている小堂である。

正面一間（2.94ｍ）側面二間（2.94ｍ）の正方形平面の宝形造(ほうぎょうづくり)桟瓦葺の建物で、屋根には笏谷石の相輪を飾る。

全体的に簡素な建物であるが、虹梁などの彫刻は華麗であり、江戸時代末期の特徴をよく示している。

堂内には棟札が残っており、1848（嘉永元）年に再建された堂を、1883（明治１６）年に現在のような屋根形式にしたものと考えられる。