福井県大野市 旧橋本家住宅
Kyu Hashimotoke,Ono city,Fukui
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大野市宝慶寺字笠松7 旧橋本家住宅(福井県大野市宝慶寺) 重文 近世以前/民家 江戸中期 18世紀初 桁行11.1m、梁間8.2m、入母屋造、茅葺、南面馬屋附属、杉皮葺 19691218
November 4, 2013 大野木康夫 source movie
所在地 福井県大野市宝慶寺字笠松7番地
旧橋本家住宅は元は宝慶寺集落の庄屋を務めた農家でしたが、大野市に寄贈され、宝慶寺境内に移築されました。
内部一般公開は10月末までなので、訪問時は、雪に備えた囲いに覆われた状態でした。
宝慶寺参道、境内、付近の紅葉
旧橋本家住宅(重要文化財)
江戸中期18世紀初頭の建築
桁行11.1m、梁間8.2m、入母屋造、茅葺、南面馬屋附属、杉皮葺
豪雪地帶にふさわしい木割の太い梁組をみせる福井県東部の民家として古様を残す代表的農家である。
素朴な外観をもつこの民家は、当時の広い土間、土座の生活を知る上で貴重な遺構である。
(国指定文化財等データベースより)
A camera
B camera
Mar.2011 酒井英樹
撮影:2010年5月
桁行11.1m、梁間8.2m、入母屋造、茅葺
南面馬屋附属、杉皮葺
江戸時代(18世紀前半)
橋本家のある集落は永平寺の奥院と呼ばれる宝慶寺がある、大野市南方の山間地にあって、豪雪地でもある。橋本家はかつて庄屋や戸長を務めた家柄の農家で、住宅は18世紀前半に建てられたと言われている。
現在では大野市の所有となり宝慶寺の境内に移築されている。
桁行5間、梁間4間であり、この地方の妻入民家の影響をうけ、ザシキ2室は梁行に並ぶ。カミザシキ前には広い上り縁が付く。屋内の大半は広い土座で、ウマヤの前だけ
ハクモンバと呼ばれる土間になっている。しかし、ウマヤと土間の関係から平入として使用されていたことが判明する。
構造の特徴として下屋を取りこんで梁間全幅に大梁が1間おきに元口末口を交互にかけること、叉首は柱通りに関係なく上屋桁から立つことなど、豪雪に耐える構造となっている。
橋本家住宅は妻入民家の影響をうけた古式な平面を持つ、福井県東北部の民家の代表的なものであり、構造も特殊で重要な遺構である。
旧橋本家住宅平面図
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