福井県坂井市 坪川家
Tsubokawake Sakai city,Fukui
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坂井市丸岡町上竹田30号11 坪川家住宅(福井県坂井郡丸岡町) 重文 近世以前/民家 江戸中期 17世紀末 桁行14.5m、梁間10.3m、西面突出部 桁行3.1m、梁間7.7m、北面突出部 桁行4.2m、梁間4.7m、入母屋造、妻入、茅葺 19660611
October 7,2020 大野木康夫
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所在地 福井県坂井市丸岡町上竹田30-11
江戸中期17世紀末の建築
桁行14.5m、梁間10.3m、
西面突出部 桁行3.1m、梁間7.7m、
北面突出部 桁行4.2m、梁間4.7m、
入母屋造、妻入、茅葺
坪川家も武士の流れをひく格の髙い家で、主屋は江戸時代初期に建てられたと考えられる。
太い曲った柱をたてるなど、きわめて古風な構造をもっておりデザインも力強い。
北陸地方ではとびぬけて古く立派な家である。
(国指定文化財等データベースより)
上竹田は旧丸岡町でも東北の谷筋に位置しており、山の中の集落です。
近年、「竹田の油揚げ」で有名な谷口屋が移転し、休日は賑わっていますが、坪川家住宅に立ち寄る人は少ないです。
雪深い環境もあってか、少し前に葺き替えられたであろう茅葺屋根がすでに苔むしています。
Apr.2011 酒井英樹
撮影:2007年6月
坪川家は福井県北東部の山間に位置する農家で、武士の出自と伝わる。住宅は仕上げの粗い部材や又柱を用いた古風な構造で、早くから近隣に知られ、おそらく17世紀中頃は下らないころの建造物と思われる。
建物は妻入で南面し、屋根は茅葺きで正面は入母屋造、背面は寄棟造とし、前方西側面と背面に入母屋型の角屋が突き出し、独特の外観を形成している。昭和の修理時に直屋に改造されていたものを創建当初の角屋を持つ形式に復元された。
間取りはいわゆる広間型で前面に土間のニワがあり西側に馬屋を配する。土間に続き板間のオエ、その奥にナカノマとナンドの2つに分かれ、ナカノマの最奥にブツマが角屋として設けられている。
各部材の断面が大きく、書院造の手法が用いられていないことなど古風であり、奥のブツマは一段床が高くするなど真宗の盛んであった北陸地方の古民家の特徴を表している。
桁行14.5m、梁間10.3m、西面突出部 桁行3.1m、梁間6.8m、北面突出部 桁行3.2m、梁間4.7m、入母屋造、妻入、茅葺
江戸時代中期
May.2005 瀧山幸伸 HD(1280x720)
飲料水の樋
*取材メモ
前日は砺波で一泊。丸岡城に到着。
坪川家の内部は撮影不可で残念。ほとんどの公開民家は撮影可能なので再考して欲しい。
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