福岡県福岡市南区　大平寺古墳群

Taiheiji-kofun Tumulus ,Fkukuoka city Minami-ku, Fukuoka pref.

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January 23,2019  田中康平

福岡県 福岡市南区大平寺一丁目

大平寺古墳群

7基の円墳が確認されているが、6号墳のみ玄室が公開されている。中に後世のものとみられる仏像が置かれており地域の信仰の対象となっていた模様。

他の墳墓は中世・近世に付近で行われた築城に石が流用されたようで保存状態はよくない。

また北西側の源蔵池からは製鉄の遺物が発掘されているという。

古墳の北東に大平寺跡が残されている。現在は室町時代の板碑と石仏のみが祀られている。南側の緩斜面からは6世紀後半から9世紀前半に及ぶ掘立柱建造物群の遺構が発掘されたと市の資料にあり、古くから寺院があった模様。江戸時代の儒学者・貝原益軒の筑前風土記に、「那珂郡屋形原に居たる千葉探題の帰依の寺なりし故むかしは大寺なりしとかや」　とあるとも資料にあり、九州探題として千葉氏がこの付近でその役割を果たした時期があったとみられる。

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