福岡県 北九州市小倉南区 平尾台
Hiraodai,Kitakyushu city, Fukuoka pref.
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Dec.16,2015 瀧山幸伸
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平尾台
Hiraodai
千仏鍾乳洞
Senbutsu shonyudo
青龍窟
Seiryukutsu
平尾台の東部にある。上中下三段の洞穴からなり、石灰岩のテラスが各地に存在して複雑な構造をもっている。水流の侵蝕と水位の変動とをよく見ることができる点で、類例の少ない石灰洞である。(文化庁データベース)
小倉南区と苅田町との境に位置する。
福岡県北九州市小倉南区大字新道寺
天然記念物 指定年月日:1952.11.22(昭和27.11.22) 指定基準: (一)岩石、鉱物及び化石の産出状態,(六)洞穴,(九)風化及び侵蝕に関する現象
羊の群れのような石灰岩群の独特な風景が広がるカルスト台地。標高400m前後の台地に標高700mほどの石灰岩の山がうねる。
台地の北の部分に位置する広谷湿原は野生ラン等の希少な植物が生息しておりまたなやトンボも多い。岩石も多様で様々な興味に応えてくれ、その意味で自然が素晴らしい。
国指定文化財等データベース解説文:平尾台は、長軸約6km、短軸約2km、その周辺を40度内外の急斜面によって囲まれた比高500mの盆状台地である。
地形上台地は平尾部落を中心に、裸出カルストである北東部と草原により被われたカルストである南西部とに二分される。
指定地域はこの北東部であって粗粒の結晶質石灰岩の標式的な裸出カルストである。
なかんずく
(1)羊群原を中心とする一帶のカルレンフェルト
(2)篝火盆地から平尾部落にわたるドリーネ(石灰鉢)、ウバーレ(石灰盆)、ポリエ(石灰平)、ポノール(吸込孔)、カルスト噴泉
(3)台地南東山腹の石灰洞と瀑布性湧泉
(4)台地南部の三笠台を中心とするコツクピツト群
(5)台地北部の石灰岩と花崗岩との接触部に於ける陥没性大ドリーネとカルスト崖 等は特に著るしく、全地域にカルスト諸原素が集約分布して此の種地形の輪廻を最もよく表わしている。
即ち我が国有数の孤立高原カルストであると共に特色ある景観をも兼ね備え、学術上の価値が甚だ高い。
備考
1.農耕地としての作業(野焼・採草・放牧・耕作等)は地形の変化を来すもののほか制限しない。
2.台面及びドリーネその他の凹陥部自然樹叢の伐採及び植林は禁止する。
3.道路の敷設、建造物その他の営造物の構築は原則として公共の目的のためやむを得ないと認められるものの外は禁止する。
4.地形地貭構造を破壊汚損する鉱物・鉱石の採取は一般に禁止する。
千仏鍾乳洞(せんぶつしょうにゅうどう)
福岡県北九州市小倉南区大字新道寺
天然記念物 指定年月日:1935.12.24(昭和10.12.24)
指定基準: (六)洞穴
平尾台にはいくつか鍾乳洞があるがそのうち千仏鍾乳洞は戦前より国の天然記念物となっており最も有名。一般の観光客が入れる部分は入口から1200m程でその内480mは普通に歩けるがそれから先は水に浸かった状態で進む、そのため草履を入口で無料で貸してくれ勿論ズボンはまくる必要がある。入口から900mより先は照明がなく滝もあり防水懐中電灯と濡れてもいい服か雨具が必要という、この日は水量が多く900mより先はクローズされていた。
観光用鍾乳洞としては珍しく洞窟を探検していく雰囲気が濃い。北九州市の市街地から比較的近いこともあり入場者が多い。
解説文:古生層ノ變質石灰岩ヨリ成レル平尾台ノ東側断崖ノ北端ニ近ク開口シ奥行九百メートル幅二メートル乃至一五メートル天井ノ高サ一メートル乃至六メートル洞底ニハ水ノ流ルヽアリ所々ニ甌穴ヲ存ス又石灰岩ノ下盤ヲナセル接觸片岩類ノ礫ヲ推積シテ磧ヲナセル所少ナカラスコノ事實ハ該洞窟ガ石灰岩層ノ最下部ニ生シタルヲ示セルモノニシテ洞内ニ流水ノ絶エサルモコノ爲ナリ鐘乳石石筍、石柱ニ富ミ形ノ奇ナルモノ及外観ノ美ナルモノ夛キハ其ノ特色トスルトコロナリ
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