福岡県久留米市 高良大社
Kourataisha,Kurume city,Fukuoka
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久留米市御井町1 高良大社 本殿・幣殿・拝殿 重文 近世以前/神社 江戸中期 寛文元(1661) "本殿 桁行三間、梁間三間、一重、入母屋造、こけら葺 幣殿 桁行三間、梁間一間、一重、両下造、こけら葺 拝殿 桁行五間、梁間三間、一重、入母屋造、正面千鳥破風付、向拝三間、軒唐破風付、こけら葺" 棟札3枚、明暦弐年高良山御作事目録1冊 19720515
久留米市御井町1 高良大社 大鳥居 重文 近世以前/神社 江戸前期 承応3(1654) 石造明神鳥居 19720515
Dec.7,2022 瀧山幸伸
宝物館 最近追加指定があった。
A camera
神籠石
B camera
帰路、キンメイチクと大鳥居
Apr.10,2021 田中康平
福岡県久留米市御井町1番地
耳納山群の西端にあたる高良山に存する。社伝によれば仁徳天皇55年(西暦367年)または同78年(西暦390年)に鎮座したとされ、主祭神は高良玉垂命だがこの神については不詳。
西暦927年の延喜式神名帳では名神大社、筑後国一宮とされ、古くから格の高い神社とされていた。
社域を囲む形で高良山神籠石(こうらさんこうごいし)が残されており国の史跡に指定されている(1953.11.14指定)。7世紀頃の建造と見られる。
現存の本殿・幣殿・拝殿は寛文元年(西暦1661年)建造とされ国の重要文化財(1972.05.15指定)となっている。
三の鳥居から本殿まで131段の石段があるが現在は2018年1月から稼働しているスロープカーでも上れるようになっている。上からの眺望は素晴らしいが本殿を囲むツツジも美しい。
国指定文化財等データベース解説文:
高良大社: 高良大社は、高良山頂近くに鎮座する筑後国一宮で、創建は履中天皇元年(四〇〇)と伝わる。高良玉垂命、八幡大神、住吉大神の三神をまつり、筑後に限らず広い地域の崇敬を受けている。
現社殿は、本殿と拝殿の間に幣殿を設ける、いわゆる権現造の社殿で、久留米藩主有馬頼利の寄進により、本殿が万治三年(一六六〇)、幣殿と拝殿が寛文元年(一六六一)に完成した。
本殿は、桁行三間、梁間三間の入母屋造、こけら葺、四周に高欄付の縁を廻す。軒廻りは、二手先三斗組、六枝掛の和様だが、肘木先端の三斗は唐様の繰形をもつ。頭貫の上に蟇股、通肘木の上に吹寄斗を配する。妻飾りは虹梁大瓶束を用いる。拝殿は、桁行五間、梁間三間の入母屋造、正面千鳥破風付、正面に唐破風造の向拝を付ける。廻縁に用いる四手先三斗組の高欄は、束の上に花形彫刻を付け笠木を支える本社特有の形式になる。幣032.jpg殿は、桁行三間、梁間三間、両下造である。
高良大社本殿・幣殿・拝殿は、建築年代が明らかな江戸時代前期の本格的な複合社殿であり、和様を基礎としながら細部に唐様の影響がみられる折衷様式を示すなど、筑後一円に分布する神社建築の指標となる社殿として注目される。
高良山神籠石:高良山の山腹に存する。2箇所の溪谷を繞って巨大な切石が竝列し、その全長約1550mに達する。列石の東部は高良神社々殿の背後にあり、それより鷲尾嶽附近に至って南面し極楽寺跡より里道に接し勢至堂跡を経、更に西面して降り小沢に臨み県道を越えて虚空蔵堂跡の附近に至って終っている。水門はもと2箇所に存したが、字北谷のものは既に破壞せられ、字神篭石の溪谷にはその跡を存している。
わが国上代の遺跡として学術的価値が深い。
場所
三の鳥居とスロープカー
本殿・幣殿・拝殿
本殿裏にある高良山神籠石の一部
〇高良大社
筑後の国一の宮
仲哀九年(200年)神功皇后は仲哀天皇とともに筑紫に幸し、高良算に御滞在、朝鮮半島に出兵、高良の神功皇后を援け給うと伝えられる。画像は平成の大修理中
○二の鳥居
昭和44年9月に江崎柾氏を始め多数の方々の寄進によるもの。この鳥居より階段コースにて山内に入る。
○旧宮司邸 蓮台院御井寺跡
高良山は神の山であるとともに仏の山でもあったが、神仏分離により明治2年、寺院は高良山から無くなった。それ以前の高良さんの仏教の中心がここだった。現在は門のみ残る。
○伊勢御祖神社
当国鎮座延喜式内四座の内の一座であり、古くは現御井小学校「伊勢の井」付近に在ったが、江戸時代この地に移転した。
○馬蹄石
高良の神が御鎮座のはじめ、神馬の蹄の跡を残したと伝えられる石で古くはこの石が「神籠石」と呼ばれていた。
○神籠石
御本殿の背後から山裾まで約1500メートルにわたって1300個の巨石が神域を取り囲むようにつらなっている。
○背くらべ石
神功皇后が朝鮮出兵の前にこの石と背比べをして吉凶を占ったとされる。
○まきの木 愛のさざんか 夫婦榊
○鏡山神社
高良大社宝物館の2枚の鏡、うちの1枚「四雲文重圏規距鏡」は鏡山神社に祀られていたもの。
○大学稲荷神社
高良大社の末社(境外社)
○一の鳥居
重要文化財 明暦元年(1655年)久留米二代目藩主 有間忠頼公が寄進の石造大鳥居。石材は領内の15歳から60歳までの男子延べ10万人が運んだ。
○御手洗池
古くから神様が手水を使われたと伝わる。池の中島には厳島神社が祀られている。
○高樹神社
祭神は高皇産霊神で「高木の神」ともいう。古くは「高牟礼権現」と称し、地主神として山上に鎮座していたが、高良の神に一夜の宿を貸したところ、神籠石を築かれて結界の地とされたために山上に戻れずここに鎮座したとされる。
○高良下宮社
祭神は高良玉垂命、孝元天皇・素戔嗚尊となっているが、さらに古い伝承によると・A高良玉垂命 物部膽咋連 ( もののべのいくひのむらじ ) 命、武内宿禰(たけしうちのすくね)だった説もある。
○厨家跡地 (画像:0117)
大鳥居
神籠石
キンメイチク
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