福岡県宮若市 竹原古墳
Takehara Kofun,Miyawaka city,Fukuoka pref.
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Dec.4,2018 瀧山幸伸 source movie
福岡県宮若市竹原734?3
国指定史跡 指定年月日:1957.02.22(昭和32.02.22)
宮若市を通る九州道のすぐ北側の丘陵地にあり昭和31年に発見された。6世紀後半につくられたとみられ装飾古墳としては最も遅い時期にあたる。通年事前申し込みなしで見学ができる。古墳は一部削られているが管理保存は良く壁画は明瞭に残っており、カビ等による痛みも見受けられない。見ごたえがある。壁画の撮影は禁止となっている。
文化庁文化遺産データベース説明文より:丘陵の突端に営まれている墳丘で、基底径約17メートル、高さ約6メートルを有する円墳とみなされる。南面して横穴式石室があり羨道の一部は欠失しているが、前室及び後室をそなえている。これらの側壁は割石によって積築され、後室は長さ約2.70メートル、幅約2.20メートル、高さ約3メートル、前室は長さ約1.20メートル、幅約1.60メートル、高さ約2.20メートルを有する壮大なもので、奥壁のほぼ中央上部には石棚が設けられ、その下半部の壁面は高さ約1.50メートル、横幅約2メートルの巨大な一枚石を主としている。
図様は左右に翳羽状のものを立て下方に波形文を設け、中間に三角連続文・舟・動物・人物等が配されており、その色彩は赤及び黒の二色より成り、壁面の地肌を巧みに利用して効果的な配色を示している。又前室にも後室に通ずる部分の左右2面の部分にそれぞれ動物図文が画かれている。
これらの絵画はよく流暢な筆致を示しており、特異な図様と妙味ある配色と相俟って、わが国におけるこの種の古墳壁画の中においてもきわめて優秀なものであり、学術上の価値が高い。
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