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福岡県柳川市 松濤園・立花氏邸

Syoutouen ,Yanagawa city, Fukuoka pref.

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 October 26, 2019 野崎順次 source movie

福岡県柳川市新外町1 

立花氏庭園

江戸時代に藩主立花家の別邸だった「御花(おはな)」に、主に明治期に設けられた屋敷建物及び庭園である。1978年8月25日に屋敷地の西半分が「松濤園(しょうとうえん)」として国の名勝に指定された。2011年9月21日には東庭園が追加指定されて、屋敷地全域が国の名勝となり、指定名称を「立花氏庭園」に改めた。宮城県松島の景観を模した日本庭園松濤園は、海に見立てられた池とその周りに無数の石が鏤められている。辺りに280本以上の老松が繁茂し、彩りを添える。池の水は柳川城の堀の水を循環させるように作ってあり、生き物が豊富なためか冬場には野鴨が飛来し、冬の風物詩となっている。

現在「御花」は立花家が経営する観光旅館となっているが、宿泊者でなくとも観光することは可能である。

(ウィキペディア「立花氏庭園」より)

パンフレットと現地説明板

          

御花出逢い橋でお堀を渡り、お池を回って、松濤園に向かう。

        

国名勝 立花家松濤園庭園 江戸初期・明治 池泉回遊式

今本庭を一覧すると、本園は松濤園と命名されていて、面積は約二千五百坪前後の大池庭であり回遊式とされ、池中には無数の岩島と、それに小松を配し、または護岸石組と老松が多く、松島の景を再現したものと伝称されている。松は約二百八十本を数え、庭石は約千五百個、石燈籠は十四個を配し明治時代の庭園としてはさすがに群を抜いた傑出した名園である。

これらの構成を一覧すると、元禄期にできた大中島付近には、江戸初期としての豪快な石組が池畔に見られ、その一部が保存されたことも興味がある。

そして池中の多数の岩島は、まったく他の池庭に見られない創意があふれているのみでなく、配石の技術が傑出しているが、ただこれらの岩島は、大部分が奇石珍石を好み、または立石がなく、その多くは横石や臥石手法としてあって、やはり明治期の好みがそのまま構成されている。書院前の踏石は天守の台石と伝えている。いずれにしても、明治期の名園である。

(重森三玲「日本庭園歴覧辞典、昭和49年」立花家松濤園庭園より)

レストラン対月館2階テラスから見る。

                         

地上に降りて見る。

           

大広間

明治42年から43年に建てられた本館は、当時の宮家、富豪たちの間で流行った「西洋館の正面玄関に続く日本建築の大広間」という形式をそのまま残しています。

「松濤園」を臨む100畳の「大広間」は、中の間、三の間の畳を取り除くと、能舞台として使えるようになっています。「大広間」は披露宴会場をはじめ、パーティー、宴会場としてもご利用いただけます。

(立花氏庭園御花ウェブサイトより)

当日は結婚式のため、内部を見ることはできなかった。

             

西洋館

明治43年に立花家の迎賓館として建てられた、鹿鳴館様式の流れをくむ伝統ある建物。当時は要人たちを迎えた園遊会が催され、その美しさは、明治の面影を今に伝える柳川情緒のシンボルとなっています。当時すでに自家発電所を設け、輸入品のシャンデリアや電気器具を使っていました。今もランプシェイドなど多くの設備が当時のままに残されています。

現在はキリスト教式、人前式の結婚式場として、また、ハウスウエディングのパーティー会場としてもご利用いただけます。

(立花氏庭園御花ウェブサイトより)

建物外部

                 

建物内部、1階

               

2階への階段

       

2階

                  

もう一方の階段で1階に戻る。

     

東庭園、お池

     

塀の低いところから松濤園をみる。対月館の反対側である。

       

御花出逢い橋とお堀

     


Dec.2014 瀧山幸伸

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Oct.28, 2014 田中康平 source movie

福岡県柳川市新外町1

国指定名勝

立花氏庭園は松濤園と呼ばれ道標等の表示も松濤園で示されるが国指定名勝としては立花氏庭園で登録されている。

柳川藩主立花家の別邸とされてきた地に明治末期に洋館と日本建築を備えた立花伯爵の邸宅が造られ庭園もこの時期に整備された。

邸宅は昭和25年より立花氏当主によって御花の名で旅館・料亭・レストラン・に利用されている。周囲を巡る川下りコースもあり柳川観光の中心となっている。

国指定文化財等データベースの解説文:

元禄年間、柳川藩立花家下屋敷の経営に伴って作庭されたが、明治10年代から44年にかけて庭園の改修、書院・西洋館の建設が行なわれ、松濤園と命名された。

西洋館前庭と書院南庭とから成るが、前庭はソテツ山を配する平庭である。書院南庭は東西に長い大池を中心に構成され中央部北と南に出島があり、東部、西部に中島を置き、他に7個の小島と100近い岩島を池中に散在させてある。東岸を除き化粧石を敷きつめた洲浜をめぐらす。添景として石燈籠を岩島、池辺にほどよく配置する。池水は堀割の水を引き入れる。池のまわりには飛石や多数の庭石を配し、低いクロマツのみ植栽した意匠は特異であり、明治期としては出色の作庭である。

立花氏庭園は,「御花畠」と呼ばれた江戸中期の柳川藩主立花家の別邸を前身として主に明治末期に造られた立花家の邸宅の庭園。近世の池泉回遊式庭園を改修して敷地の東半に営まれた奥向きの庭園,及び「家政局」の建物を含む区域を追加指定し,邸宅の全域を保護する。

                                                                                    


Dec.2005 瀧山幸伸 

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藩主の別邸として造られた御花は優雅な趣を持つ料理旅館として活用されている。

庭園の松涛園は、日本三景の松島を模して造られたもので,国の名勝となっている。

水に浮かぶ小さな島が美しく、冬には野鴨が群れる。

      

               

          

御花西洋館

明治43年(1910)に立花家の迎賓館として建てられた、鹿鳴館様式の建物。

当時は要人たちを迎え園遊会が催された。

自家発電所を設け、輸入品のシャンデリアや電気器具を使っていた。

        

柳川 御花、資料館

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初代藩主立花宗茂着用の甲冑を始め、蒔絵の文箱、化粧道具、能衣装など、立花家の歴史を伝える美術工芸品を展示している。

特に、歴代の姫君が愛した雛人形とミニチュアの道具類は、精巧な作りで、貴重なコレクションだ。

Dec.2005 source movie

  

    

  

         

                   

   

  

     

 

 

  

  

   

    

  

  

  

    

   

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