福岡県行橋市 御所ヶ谷神籠石
Gosyogatani Kougoishi,Yukuhashi city,Fukuoka pref.
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御所ヶ谷神籠石は、福岡県の東部京都平野の南に連なる馬ヶ岳連山の御所ヶ岳(標高247メートル)の西北斜面に位置している。神籠石は、山頂部を底辺、北側の谷を頂点とする三角形状の広がりのなかに、列石と土塁および門跡などの遺構が全長約3キロメートルに及んで所在している。とくに中門の石垣は、高さ7.5メートル、長さ18メートルの規模をもち、2段の石塁と水門を備えたものであり、神籠石のなかでも特筆すべき遺構である。
昭和の初めに実測調査が実施され、その成果に基づき4か所の門跡と一部の列石・礎石群が昭和28年11月に史跡に指定された。
平成3年度から遺構の分布調査と保存管理計画策定が行われ、土塁線および列石線の構造が解明された。その結果、7か所の門跡と列石を版築土塁中に取り込んだ土塁の構造や列石を伴わない土塁線などが確認された。
また、今回の調査で土塁の崩落土中から7世紀第4四半期のものと考えられる須恵器片が検出され、神籠石築造の時期を考える資料となっている。
今回の追加指定は、その調査結果に基づくものであり、外郭線の保存と郭内の保存を図ろうとするものである。
(文化財データベース)
中門
東門方面
景行神社
馬立場、西門
Dec.9,2013 田中康平
福岡県行橋市津積、京都郡みやこ町
国指定 史跡 (指定年月日: 1953.11.14)
神籠石(こうごいし)は古代の山城で福岡を中心に西日本各地に発見されており 現在13箇所で確認されている。石列の内側にはほとんど遺跡は発見されておらず何の目的の城なのか定説が無い。この御所ヶ谷神籠石は城壁が最もよく残っているとして知られる。周辺から須恵器が出土しており7世紀頃の建造物と推定されており、白村江の敗戦と結びつけた考え方もある。
土塁の作り方は朝鮮式といわれ渡来技術をもとに建造されたと考えられている。
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