福島県福島市 陽泉寺
Yosenji,Fukushima City,Fukushima
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July .2009 撮影/文 小笠原生雄
阿弥陀三尊来迎供養碑と釈迦尊像
福島市の郊外西南方に国宝のある寺として親しまれている、曹洞宗朝日山陽泉寺があります。
この寺は慶長年間(1596年)に開山されました。史跡阿弥陀三尊供養碑と重要文化財の釈迦尊像があります。
阿弥陀三尊供養碑は阿弥陀来迎の思想表現を見る珍しいもので、正嘉2年(1258年)に平氏にゆかりのある女性が亡き母の供養のために建立したものと伝えられています。
福島県中通り地方(白河〜郡山〜福島)には来迎板碑は数多く残っていますが、欠損や摩耗したりしており、当寺のものは保存状態も良く来迎図の白眉と言われています。
また、釈迦尊像は昭和11年に国宝に指定され、その後昭和28年に国の重要文化財に指定されました。
応安4年(1371年)に大仏師円勝と乗円により15年間の長き歳月を要して作られました。
澄んだまなざしは迷いをやさしく導いてくれるように見えます。
来迎供養碑への入り口。夏草が茂って道が見えません。
昼なお暗い道が続きます。
史跡下鳥渡供養石塔(しもとりわたくようせきとう)
昭和16年の文部省の説明板
供養碑の覆堂と三界万霊供養塔
阿弥陀三尊供養碑
前 観世音菩薩 中央 阿弥陀如来 後 勢至菩薩
阿弥陀如来が中央で来迎印を結び、前で観世音菩薩が蓮台を差し出し、勢至菩薩が後方で合掌しています。
安山岩質の石面を研磨し、表面に阿弥陀三尊来迎を半肉彫りに造顕したものです。
高さ1.8m 幅1.2m 厚さ0.36m
昭和11年の文化財保護委員会の説明板
重要文化財 釈迦牟尼仏座像
参考文献
陽泉寺発行ガイドブック
言叢社発行福島県の弥陀来迎三尊石仏
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