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岐阜県郡上市 郡上八幡 

Gujohachiman,Gujo city,Gifu

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 General
 
水のある城下町
 Nature
 
 
 Water
 
水と共に生きる潤いのある生活
 Flower
 
 
 Culture
 
古い街並と宗祇ゆかりの文化 郡上踊りの情熱
 Facility
 
 Food
 
鮎料理


Jun 10, 2022 瀧山幸伸 

Edited movie     /p>

source movie

A camera

いがわこみち

                                 

 

       

やなか水のこみち周辺

                                 

 

               

吉田川を渡る

        

宗祇水付近

                  

鍛冶屋町

                      

安養寺付近へ

                          

 

B camera

                         

                                                                                      

   

                               

                             

      

                     



Sep.14,2014 瀧山幸伸 

Edited movie     p> source movie

                                                                                                     

                                                                                                                      

                                    


June 2011 瀧山幸伸 source movie

                                                                                                                                                                                         

                                                                  


Aug. 2006 瀧山幸伸 source movie

 

元資料: 国土地理院

1: 旧町役場といがわこみち

2: やなか水のこみち

3: 宗祇水

4: 安養寺

5: 鍛治町

         

郡上八幡は長良川水系に属し、その源流には白山信仰のシンボル白山が鎮座する。上流の白鳥は美濃馬場(美濃地方からの登山口)として賑わっていた。鎌倉幕府御家人の東(とう)氏は、戦国時代、美濃の斉藤氏や越前の朝倉氏の侵攻をうけ、居城を八幡東殿山に構えた。東氏は代々五山文学の禅僧を輩出し、勅撰和歌集に登場するなど文化に優れていた。永禄ニ年(1559)東氏の支族遠藤盛数が東氏を滅ぼし、八幡城を築き城下町を整備した。宝暦四年(1754)宝暦騒動が起きた。これは四年間も続き、幕府重臣や藩主の改易となる江戸時代最大の一揆であり、「郡上一揆」として映画化されている。このころ士農工商融和策としての郡上踊りが隆盛し、町民文化が燗熟した。

郡上八幡の街は長良川支流の吉田川沿いに広がる。鮎で有名なこの清流は夏には水遊びで賑わう。橋から淵に飛び込む肝試しは若者の通過儀礼だ。橋は五階建てのビルと同じ高さ。逡巡の後に意を決して飛び込む若者に喝采が湧く。 吉田川の川遊びは「日本の音風景百選」に選ばれている。川沿いの家は夏には川風が入り涼しい。家から直接水辺に降りられるので、洗い物、おとり鮎の飼育などにも好都合だった。

      

橋から吉田川へ飛び込み

      

郡上八幡旧庁舎(国登録文化財)

     

いがわこみち

郡上八幡旧庁舎記念館の横に続く生活用水。鯉やマス、ウグイが泳ぎ散策が楽しい。洗い場は共同管理され清潔に保たれている。

               

街並風景

湧き水や井戸水が豊富な郡上八幡は水の町。「水の郷百選」に選ばれている。水で冷やした野菜、なつかしい井戸。モノトーンで低層の街並が各所に。祭り時にはちょうちんが軒に下がる。なつかしい日本の風景が今なお健在だ。 水を大切にする住民の心遣いは細やか。人情にあふれ、見知らぬ訪問者にも挨拶を欠かさない。

 日本のように清冽な水をふんだんに利用できる文明国は他に無い。今一度水がもたらす住環境への効用、例えば水音のストレス解消効果、透明な水の視覚効果、、冷たい水に足を入れて渡渉する時のマッサージ効果、鳥や魚を呼び込む効果、水撒きの冷却洗浄防塵効果等々を再認識し、水を生活環境に活かす方策を真剣に考えるべきではなかろうか。

              

やなか水のこみち

水をフィーチャリングしたポケットパーク。1988年に完成した。この街に多い「水舟」から冷たい水が流れ出る。本来の水舟は、最上流の舟が飲み水や食物の洗い水として利用され、下流の舟は食器洗いに使われる。水路に流された御飯粒は魚が食べる合理的なシステムだ。

                

     

   

宗祇水付近の街並と菓子舗

石造りの照明灯が趣深い。

       

郡上八幡城

大垣城を参考に昭和8年木造で再建された。山麓には山内一豊と千代の像がある。

  

宗祇水

「名水百選」の第1号に選定された名水。連歌の飯尾宗祇は文明三年(1471)領主の東常縁から古今の伝授を受けた。宗祇が京へ戻る際、泉のほとりで歌を詠み交わした。風土を背景に二人の心情の細やかさが表現されている。

「もみじ葉の 流るるたつた白雲の 花のみよし野思ひ忘るな 常縁」

「三年ごし 心をつくす思ひ川 春立つ沢に湧き出づるかな 宗祇」

             

鍛冶屋町

この界隈から城山の裾道、安養寺付近にかけて古い街並が残っている。道沿いの水路には清冽な水が流れ、車の通行も多くないので散策が楽しい。

      

    

安養寺付近

水を活かしたポケットパークに癒される。

        

 旅館みはらや

Ryokan Miharaya

 


Aug. 2006 瀧山幸伸 

郡上踊り (国重要無形民俗文化財)

7月中旬から9月上旬まで32夜開催され、多くの観光客が訪れる。8月13日〜16日は盂蘭盆会の徹夜踊り。中世の念仏踊りからの流れを汲む。踊りへの参加は完全に自由だが浴衣に下駄履きが推奨される。日本三大盆踊り(秋田の西馬音内盆踊り、徳島の阿波踊り)の一つ。

郡上節は、日本三大民謡(山形の花笠踊り、阿波踊り)の一つ。

「かわさき」「春駒」「三百」「ヤッチク」「古調かわさき」「げんげんばらばら」「猫の子」「さわぎ」「甚句」「まつさか」の10曲の繰り返し。当時の民衆芸能の典型として、この盆踊りも男女の出会いの場として機能していたため、求愛の駆け引きを謳った歌詞が多い。叙情的な曲、激しい曲など色とりどりで、運動生理学的にも理にかなっており、朝まで踊っても飽きないらしい。このような祭りが大都会でも各所で開催されると盛り上がるだろう。テーマパークとは異なり財布に負担がかからないのが嬉しい。

八幡神社にて

No.1 序の口 source movie

 

    

      

         

No.2 盛り上がり source movie

             

                      

No.3 佳境 source movie

               

               


Nov..2003 瀧山幸伸 source movie 

SOUND SCAPE mp3

安養寺付近

   

いがわこみち

 

やなか水のこみち

 

宗祇水

 

鍛冶屋町

 

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