群馬県高崎市 徳明園
Tokumeien,Takasaki city,Gunma
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Nov 20, 2020 柴田由紀江
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群馬県高崎市石原町2857
徳明園は新潟から高崎に移り住み山徳呉服店本店を構えた山田徳蔵が、約130年前に自らの私財を投げ打って完成させた観光参拝場です。戦火を逃れるために自ら50年の長きにわたり450mの洞窟を掘り進め、名工高橋楽山の観音や石像を納めていったそうです。
公式サイトに
『当施設は徳蔵の「財を私せず」の信念に基づき、当時「宗教法人」ではなく、公益財団化し、現在は一般財団法人
洞窟観音山徳公園維持会となりました。また、商人の作った施設ですので、皆様がご来園頂いた際には従業員は「いらっしゃいませ!」とお声掛けさせて頂いております。』
と書かれている通り、気軽にお参りが出来る珍しい場所という印象を受けました。
隣接する6000坪の庭園が『徳明園』で、作庭は山田徳蔵と日本建築の大家金子清吉、造園は明治神宮庭園にも関わった二代目後藤石水によるものだそうです。自然の高低差を生かしたダイナミックな造園で、あちこちに高橋楽山の観音や石像が据えられ、斜面には様々な品種のモミジが植えられ秋には迫力満点の紅葉が楽しめます。
来園されたお年寄りが「此処は足腰が丈夫じゃないと無理だねぇ」と仰っていましたが、確かに健康で居たいと思わせる造りで、あちこちに石段があり、迷路のように池の周りを巡ることが出来ます。
山田徳蔵という人は人を楽しませたいというサービス精神が旺盛な人だったようで、池の真ん中にいる浦島太郎の石像がある池泉回遊式庭園・枯山水・石庭・苔庭の4つのエリアがあり、要所要所に配置された群馬の銘石「三波石」の巨石も見ごたえがあります。
Oct.21,2020 柴田 由紀江
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