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広島県府中市 恋しき

Koishiki, Fuchu city,Hiroshima

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May 3, 2021 野崎順次  source movie

恋しきは、江戸時代に石州街道の宿場町として発展した地区にあり、明治5年に開業した老舗旅館であった。主屋・庭園・離れからなり、明治・大正・昭和を通じ、当時の好みを取り入れた増築がなされ、幾つもの時代が重層しているところにこの建物固有の価値がある。
主屋は一部3階建て、変化に富んだ外観を構成し、町並み景観上際だっている。そして、庭園を囲むように茶室を設けた4棟の離れが点在しており、風雅な外観を見せている。離れは全て平屋建てで、桔梗の間、菊の間は野趣に富んだ数寄屋風、桐・さつきの間は堂々とした構成をもち、竹・萩の間は、数寄屋風の軽快で風雅なつくりである。
(府中市ウェブサイトより)

パンフレット

  

国登文 恋しき主屋 明治/1868-1911/1905・1912増築
木造2階一部3階建、瓦葺、建築面積347㎡、1棟通り沿いの2階建,切妻造,平入が明治初期,背面に延びる3階建の客室が明治38年,大正元年の増築になる。正面中央の望楼風3階も増築。格子や手摺などの細部には伝統的な意匠を残すが,変化に富んだ外観を構成し,街路景観上,際だった存在になっている。
(文化遺産オンラインより)

                   

国登文 恋しき離れ桐・さつきの間 大正/1912-1925
木造平屋建、瓦葺、建築面積107㎡、1棟
主屋後方,中庭に面して建つ。真壁造,平屋建で,L字型棟とした入母屋造,桟瓦葺である。桐の間は6畳と8畳の2室構成,さつきの間は6畳1室で,東にある内玄関と廊下で連結する。書院造で,外壁黒漆喰塗で下屋庇を廻すなど,堂々とした外観構成をもつ。
(文化遺産オンラインより)

   

国登文 恋しき離れ(竹・萩の間)
木造平屋建、瓦葺、建築面積62㎡、1棟
敷地奥の中庭に西面して建つ。真壁造,平屋建,L字型棟とした切妻造,桟瓦葺で,4畳半茶室,8畳座敷,3畳控室などを巧みな平面構成で処理している。華奢な丸太柱,緩勾配の屋根や庇,竹や網代の造作,繊細な窓など,数寄屋風の軽快で風雅なつくりになる。
(文化遺産オンラインより)

      

庭園の奥へ

     

国登文 恋しき桔梗の間 大正/1912-1925
木造平屋建、瓦葺、建築面積26㎡、1棟
敷地奥の中庭に北面して建つ。木造平屋建,東西棟の寄棟造,桟瓦葺で,銅板葺の庇を廻す。6畳の座敷と3畳の控室からなる。真壁造で,壁は黒漆喰仕上,丸窓,三日月窓など多彩な開口部を配し,格子を皮付材とするなど,野趣にも富んだ瀟洒な数寄屋風の建物。
(文化遺産オンラインより)

    

左(東)へ

   

国登文 恋しき離れ菊の間 大正/1912-1925
木造平屋建、瓦葺、建築面積62㎡、1棟
敷地奥の中庭に北面して建つ。真壁造,平屋建,東西棟の寄棟造,桟瓦葺で,6畳の座敷と3畳の控室からなり,廊下を延ばして手洗所を付属する。銘木を用いた床の間,木舞打の軒,櫛型風とした小壁の下地窓など,洗練された数寄屋風で,つくりも丁寧である。

  

庭園を楽しむ。

                    


July 13,2015 瀧山幸伸 source movie

                                                                                                                                

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