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広島県尾道市 天寧寺

Tenneiji,Onomichi city,Hiroshima

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尾道市東土堂町17-29 天寧寺塔婆 重文 近世以前/寺院 室町前期 嘉慶2(1388) 三間三重塔婆(元五重)、本瓦葺 銘札1枚 19490218


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June 23, 2014 中山辰夫

尾道市東土町17−29

宗派:曹洞宗 本尊:釈迦牟尼仏 創建:1367(貞治6)年

天寧寺は、創建当時東西3町(約330m)の寺域をもつ大寺院であったが、室町幕府という後ろ盾がなくなったことや、1682年の火災で塔以外の全てを焼失したことにより衰退し、現在は、本堂などのある境内と、そこから少し山を登ったところにある三重塔とは別々の敷地になっている。

その三重塔は尾道のシンボルである。

天寧寺は元臨済宗で、尾道の万代道円の発願により、1367(貞治6)年に春屋妙葩(しゅんおくみょうは)を招いて開山とし、天龍寺(京都市)の末寺とされた。

足利氏の帰依を受けて栄えた寺で、1389(康応元)年、厳島参詣の帰途に室町幕府将軍足利義満が立ち寄り、当寺で 一泊し、守護山名氏の饗応を受けている。

足利市・山名氏の衰退に伴って寺運も衰えたが、元禄年間(1688〜1704)に、宗光寺(そうこうじ 現・三原市)の住職一雲椿堂(いちうんちんどう)が再興して曹洞宗に改宗、宗光寺末寺となり、芸備地方(現・広島県)の曹洞宗僧侶の養成機関となった。

■山門

2階に鐘堂がある珍しい造り。

■案内

■境内

■庫裏

■本堂

墨で描かれた左右一対の唐獅子牡丹の襖絵がある。

■『さすり仏』

■羅漢堂

五百羅漢が納められている。526体の羅漢像は江戸時代から明治にかけ一体一体が寄進されたもの

■三重塔(塔婆 海雲塔)

国重要文化財 建立:室町時代 1388(嘉慶2)年:構造:、本瓦葺、高さ25m) 足利義詮が建立

三重塔は、1388年に建立された五重塔を、1692年に傷みの激しい上二重を取り払って三重に改造したもの。

このため三重塔にしては、いささか寸胴な外観になっている。その寸胴な外観が一際目立ち、尾道の風景を代表する存在となっている。



Aug.19,2012 大野木康夫 source movie

嘉慶2(1388)年の建築

三間三重塔婆(元五重)、本瓦葺

天寧寺の上(北)、墓地に建っており、海雲塔と呼ばれています。

尾道大橋方面の眺めは素晴らしいです。



Mar.2008 撮影: 高橋明紀代

天寧寺五百羅漢


Dec.2003 瀧山幸伸 source movie


天寧寺は貞治6年(1367)に足利義詮が建て,普明国師を開山とした曹洞宗の大寺。

本堂などは雷火で焼失し,この塔だけが残った。

塔婆は嘉慶2年(1388)の建立。

元禄5年(1692)上の二重を撤去し三重塔婆に改修された。

和様を基調に禅宗様が濃厚にとり入れられている。

 

 

 

 

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