北海道小樽市　旧北海道拓殖銀行小樽支店

Kyu Hokaido Takushoku Bank, Otaru city,Hokkado

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2014.9.4 田中康平

旧北海道拓殖銀行小樽支店(ホテルヴィブラント・オタル)

北海道小樽市色内1-3-1

大正12年（1923年）竣工

鉄筋コンクリート造4階建て、地下1階

設計：矢橋賢吉・小林正紹・山本万太郎

施工：伊藤組

小樽市指定歴史的建造物

大きな交差点の角を飾る、曲線の壁面を持つ美しいビルディングは、かつての銀行としての重厚さも残しながら瀟洒なクラシックホテルとして街並みに溶け込んでいる。

半円形の入口からの末広がりの階段や、鎖を模した手摺りはオブジェのような美しさであり、窓辺の壁面にめり込んだように作られた舟形の装飾が印象的だった。

昭和44年に銀行が移転となり閉鎖されたこの建物は、平成2年にようやく小樽ホテルとして息を吹き返した。後にペテルスブルグ美術館となり、母体である丸井今井の経営悪化により転売されホテル１・２・３となり、平成18年にホテルヴィブラント・オタルと改称し現在に至る。昨年外壁のタイル約1,000枚を交換する改修工事が行われ、ますます美しさを増した。

Aug.2004 瀧山幸伸　HD(1280x720 )

旧北海道拓殖銀行

有効活用されている。

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