兵庫県尼崎市 尼崎城
(Amgasaki Castle, Amagasaki City, Hyogo Pref.)
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復元再建天守だが、かなりの風格 | |
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Facility | 北側に子供のための公園 | |
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November 3, 2020 野崎順次 source
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兵庫県尼崎市北城内27
尼崎城
明治維新とともに取り壊された尼崎城。急速な都市化が進む中で城下町は姿を変えてしまいました。しかし城があった記憶は失われることはなく、再建を望む声が何度も浮上しては資金不足や景気の影響などで断念することが続いていました。家電量販店旧ミドリ電化の創業者・安保詮氏が「創業の地に恩返しがしたい」と、約12億円の私財を投じて尼崎城天守を建設し、尼崎市に寄贈。市民や尼崎を愛する仲間も共鳴し、「一口城主」や「一枚瓦」などで寄せられた寄付額は約2億円にものぼります。尼崎城1階の入口付近には多くの方々の想いがつまった「一口城主芳名板」を設置しています。
(尼崎城公式サイトより)
パンフレット
寺町の本興寺山門が面する道を東へ、旧開明尋常小学校校舎(登録有形文化財)や琴城ヒノデ阿免本舗を左手に見て、庄下川を渡ると、図書館がある。
石垣沿いに左(北)から回り込むと天守閣が見える。
天守閣内部
5階 わがまち展望ゾーン
4階 ギャラリーゾーン
3階 なりきり体験ゾーン
2階 尼崎ゾーン
1階 まちあるきゾーン
周囲は家族団らんの公園尼崎城公園
阪神尼崎駅に戻りながら振り返る。北西から見た天守閣。
January 25, 2019 野崎順次 source movie
兵庫県尼崎市北城内
阪神尼崎駅そばの尼崎城跡。来年の完成に向け、天守の基礎工事が進む。天守が廃棄されたのは明治初期。2重の付けやぐら2棟を従える4重の外観は、江戸期の絵図や文献を参考にした。鉄筋コンクリート造りで石垣を含む高さは約24メートル。尼崎の新たなランドマークになるはずだ。
市城内まちづくり推進課の馬場章吾さんに経緯を聞くと「天守は巨額の建造費が必要だが、最初にそれをクリアできた」。今回の再建は、旧ミドリ電化(現エディオン)創業者の安保詮氏が「創業の地に恩返しを」との言葉が始まり。同氏が10億円以上かけ天守を建造し、市に寄贈する。
城跡が国の史跡の場合、建物の復元には文化庁の条件も満たす必要がある。現存する遺構の保存を優先し、傷つけたりしないこと。そして、建物の内外を建造時の工法で忠実に再現することだ。だが、尼崎城跡は地表に遺構がほとんど残っておらず、国の史跡に指定されていない。このため城跡であっても建造は自由だった。最後の決め手は市民の後押しだが「一般の方々からも寄付が集まり、大きな支持を頂いています」と馬場さんは強調する。
現在、全国各地に数多くの天守が存在する。大半は戦後、鉄筋コンクリート造りで建造された。文化庁が先の条件を本格的に運用したのは1990年代。これ以降で自治体が天守を復元できたのは、木造で江戸期の姿を再現した白河小峰城(福島県白河市)など数例に限られ「復元天守」と呼ばれる。資金面をクリアし、文化庁の条件からも自由な尼崎城は全国的にかなり珍しい事例と言える。
(大阪・文化担当 田村広済)
(日本経済新聞 電子版 関西発 2019年1月25日より)
再建天守は昨年11月30日に竣工し、尼崎市に引き渡された。現在、外構工事や内装工事が進行中である。本年3月29日から「平成最後の築城」として一般公開される。
阪神尼崎駅のすぐ近くである。北から見る。
東から
南から
参考資料
ウィキペディア「尼崎中央・三和・出屋敷商店街」
ディリースポーツonline
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