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兵庫県尼崎市 東光寺

(Tokoji Temple, Amagasaki City, Hyogo Pref.)

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鎌倉後期の弥陀板碑、室町後期の五輪卒塔婆
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April  17, 2020 野崎順次 source movie

兵庫県尼崎市大庄北2丁目7-1
旭照山医王院 東光寺


浄土宗知恩院の末寺。文禄2年(1593)の創建です。東光寺の寺号は、中興開山以前薬師如来を本尊としていたところから名付けられました。
当寺付近は、平安末期から大島雀部(おおしまささきべ)荘の北半分にあたる所でした。山門の向かって右側には、、花崗岩製の完全な形をした五輪卒塔婆が建っています。地上の高さは116cmで正面には直接蓮華座上に合掌する地蔵立像が刻出しています。戦国時代の永禄ころの造立と考えられています。
山門を入った左側に北面して板碑が6基あり、左端の弥陀板碑は高さ1.36mで鎌倉時代の1315年ごろのもので尼崎では最も古い板碑です。なお、右側には南北朝時代の1360年ころの地蔵板碑もあります。
墓地には、花崗岩製の完全な総高68cm、各輪の四方に四門の梵字を配した永正元年(1504)塔が残されており、この他無銘の石造美術品は数多く遺存しています。これらは古くからこの地区が栄えていた証拠の品々といえるでしょう。
尼崎市教育委員会
(現地説明板)

現地説明板、山門、本堂
     


五輪卒塔婆 室町後期
     


弥陀板碑 鎌倉後期 など
           


墓地、永正元年(1504)塔とはこの五輪塔かなあ。
      
 

 

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