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神戸市北区 有馬 温泉寺

Arima Onsenji

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Apr.2010 撮影:中山辰夫

神戸市北区有馬町1639

黄檗宗 本尊:薬師如来

湯泉神社前の坂道を少し下ると、愛宕山の麓に温泉寺 (薬師堂) がある。

地元では、「薬師さん」と親しみを込めて呼んでいる。

奈良時代の初め、行基上人が有馬温泉を開かれた折に、薬師如来の像を刻み、堂を建てられて724年に温泉寺を建立されたとされる。

その後、鎌倉時代の初めに有馬温泉を再興された仁西上人を中興の祖と仰いでいる古刹である。

元来は、真言宗の寺であったが、後に黄檗宗となった。

1576年に火災に遭ったが、秀吉の正室、北政所によって再建された。その後、再び火災に遭い、1782年に現在の薬師堂が建てられた。

明治初めの廃仏毀釈によって、温泉寺は廃寺となり、薬師堂だけが残された。

現在は、奥の院の清涼院を移し、合わせて祀られている。

湯泉神社と同様、毎年1月2日には行基菩薩像、仁西上人像に初湯で沐浴していただく入初式が行われる。

大晦日には鐘楼から除夜の鐘が温泉街に静かに響くが、この鐘は、観光客も撞くことが出来る。

なお、天皇や皇后、高僧などによって書かれた経文、および、国の重要文化財に指定されている黒漆厨子と波夷羅大将立像が宝物として

収蔵されている。

薬師堂の両脇に鎌倉時代末の作と言われる五輪塔が二基建つが、平清盛と慈心坊尊恵の塔と伝えられている。

波夷羅大将立像(はいらたいしょう)

国重要文化財

鎌倉時代か室町時代の作とされる。

寄木造で彩色が施され、玉眼をはめ込んでおり、逆立つ髪、鋭い目、かっと開いた口は、じつに写実的で力強い。

頭上に十二支の辰を付しており、口中や甲冑に彩色の跡がみられる。

眷属(けんぞく)の十二神の1つであるが、他の11の神像は、1576年の火災以後の作品とされる。

(兵庫県の歴史散歩より引用)

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