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兵庫県淡路市 江碕灯台

Esaki Lighthoouse,Awaji city,Hyogo

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Jan.2022 酒井英樹

江埼(えさき)灯台は、明石海峡を望む淡路島の北端、海抜44.9mの場所に建つ洋式灯台。
 江戸幕府が諸外国と結んだ修好条約に基づく兵庫港開港に備え、慶応3年(1867)のイギリスとの取り決めで設置が定められた瀬戸内海沿岸の5つの灯台の1つ。
 古来より交通の要衝で難所の明石海峡の航行の安全を確保するため第一等灯台として設計された。
 イギリススティヴンソン社の仕様に基づき、工部省雇のリチャード・ヘンリー・ブラントンの指導監督により建設が行われた。
 起工は明治3年(1870)4月、竣工及び初点灯は明治4年(1871)4月。

 建築面積69.31㎡、総高8.3m。石造(花崗岩)の灯塔の上に金属製の灯籠が載り、灯塔下部北面を囲むように石造の付属舎が付く。全体を白色塗装で仕上げる。
 海面から灯火までの高さは49.0m、光達距離は18.5海里。

 兵庫県南部地震で被災した付属舎の復旧工事は行われたが、全体として旧態をよく保持しながらも現役の灯台である。


                            


 江碕灯台より明石海峡を望む

  


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