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兵庫県淡路市伊弉諾神宮
(Izanagi-Jingu Shrine, Awaji City, Hyogo Pref.)

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国生み神話の日本最古の宮、神陵の上に本殿がある
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August 15、2020  野崎順次 source movie

兵庫県淡路市多賀740
伊弉諾神宮
(Izanagi-Jingu Shrine, Awaji City, Hyogo Pref.)

説明は全て本神宮の公式ウェブサイトより引用しました。

伊弉諾神宮は、古事記・日本書紀の冒頭にその創祀を記し、神代の昔に伊弉諾大神 が、御子神の天照皇大御神に統合の権限を委ね、淡路の多賀の地に「幽宮(かくりのみや)」を構えて余生を過された神宅の旧跡と伝えられてゐます。ここで終焉を迎へた伊弉諾大神は、その宮居の敷地に神陵を築いて祭られました。これを創祀の起源とする最古の神社が伊弉諾神宮です。明治以前は、神陵の前方に本殿がありましたが、明治初年の国費により造営で、神陵の墳丘を整地して本殿を真上に移築し、現在の景観に整へました。
平安時代の延喜式の制では、名神大社。三代実録には神格一品。明治の制度では官幣大社に列格し、古くから淡路國の一宮と崇められ、地元では日本第一番の宮であることから「いっくさん」とも呼ばれます。また日之少宮、津名明神、多賀明神、淡路島神、一宮皇大神とも別称されてゐます。
昭和二十九年に、昭和天皇が「神宮号」を宣下されましたので、伊弉諾神宮と改称し、兵庫県下唯一の「神宮」に昇格しました。
明治初年から同二十年にかけての官費による大造営で、最初に改築(新築)されたのが本殿で、明治九年に竣功しました。この本殿の後背には、伊弉諾大神の神陵があり神代から禁足でした。本殿の竣功に引き続いて、神陵の墳丘を覆うように二重に基壇を設け、真新しい本殿を神陵の真上に移築したのは、明治一二年のことです。

現地説明板と大鳥居
        


さざれ石の碑から、狛犬
        


参道から右にそれ、放生の神池へ
         


正門
     


拝殿
              


本殿、あいにく大部分は改修工事中。
本殿の形式は、三間社流れ造向拝付で、屋根の桧皮葺き(ひわだふき)は前方の幣殿と連結して、一屋根にみせている本殿大床下には、神陵に築かれていた数十個の聖なる石が格納されています。
  


その他
             


夫婦の大楠(めおとおおくす) 兵庫県指定天然記念物
樹齢九百年を数える古木で、元は二株のものが、結合して一株に成長したという珍樹で、伊弉諾大神・伊弉冉大神の神霊の宿る御神木として信仰されています。江戸時代の地誌にも「連理の楠」として、その霊験が記され、今でも安産、子宝子授けや夫婦円満の祈願成就の信仰がいきています。
            


明日庵
裏千家第十二代、又?斎直叟宗室が明治末期に監修した茶室で、平成25年に移築寄進された。
         


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