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兵庫県淡路市 妙勝寺

(Myoshoji Temple, Awaji City, Hyogo Pref.)

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  General
 
江戸初期庭園、大クスノキ、古建築と見どころ多し
  Nature
 
モミジ
  Water
 
 
  Flower
 
サクラ
  Culture
 
淡路最古の庭園、本堂、番神堂
  Facility
 
 
  Food
 
 


August 9、2020  野崎順次 source movie

兵庫県淡路市釜口1163
あわじ花へんろ第八番
法華宗本門流 妙勝寺


建武3年(1336年)、楠木正成と新田義貞に敗れて京を追われた足利尊氏が、九州に落ちのびる途中に立ち寄った寺。沖で風待ちのため船を泊め、山上の燈火を見て、その場所を尋ねたところ、妙勝寺と説明された尊氏は、『妙勝』とは軍勝利を得るべき前兆であると喜んで、太刀一振を寄進し必勝を祈願。その甲斐あってか、やがて尊氏は室町幕府を開き天下人になったと伝えられていて、寺には尊氏直筆の書状も残っています。尊氏が船から灯りを見つけたと言われるこの寺は山の中腹にあり、昔のたたずまいを静かに残している。境内から東浦の素晴しい眺めを望むことができます。
妙勝寺はこのような伝説が伝えられている尊氏の隠し寺で、歴代淡路藩主が信仰してやまなかった寺でもあります。「妙に勝つ寺」にあやかって、現在は受験生等が参拝に訪れる寺としても有名です。

蓬莱池泉式庭園
境内には江戸初期の 蓬莱 ( ほうらい ) 池泉式 ( ちせんしき ) 庭園 ( ていえん ) があり、県指定文化財になっています。淡路島内で最も古いものの一つで、規模の大きさと石組みの豪華さは淡路随一といわれています。樹齢 600 年と推定される大楠も、妙勝寺の誇りです。
淡路花へんろの 8 番札所 (11月下旬:紅葉)
淡路島に遅い秋が訪れる頃、庭園を眺めると、紅葉したモミジと歴史の重みある庭園が、まるで大きな障壁画のように絵画的であり、その魅了が静かに心を動かす。
(「淡路島観光ガイド・あわじナビ」サイトより)

山門、庫裏、書院、渡り廊下
           



本堂
この寺は淡路における法華宗の本山的な寺院で本堂は総円柱、三斗斗?、中備蟇股の本格的な本堂建築である。18世紀初期の建築と推定され、近世の法華宗寺院の本堂建築としては、出色のものとされている。(兵庫県近世社寺建築緊急調査報告書に詳しく書かれている)
(現地説明版より)
               


番神堂
元禄十一年(1698)に建てられたもので、三間社流造り、身舎は一手先出組、妻は虹梁大瓶束式で大瓶束に細長い笈形を飾ってある。この種の建築では淡路で屈指のもので兵庫県近世社寺建築緊急調査報告書にくわしく書かれている
(現地説明版より)
    


県文 妙勝寺庭園 江戸初期 池泉鑑賞式
江戸初期の様式を有する池泉鑑賞式庭園で面積374平方メートル、淡路最古の庭園である。滝部は、築山最上部に遠山石、次いで左右の数石からなる滝添石を組み、前面の蓬莱式池泉には、向かって右に鶴島、左に亀島が配されとくに鶴を象徴する羽石、鶴首石と亀頭石が注目される。各所にモミジ・ゴヨウマツ・ソテツさらにヒドラツツジ・ナンテンなど十分に吟味された植栽がなされている。このように、池割、石組、植栽樹よりみて名勝としての価値がある。平成2年11月 兵庫県教育委員会
(現地説明板より)
                                 


庭園を上から見下ろす。
           


県天然記念物 妙勝寺の大くすの木
樹高 26メートル
根周り 11.6メートル
幹周り  7.5メートル
東西南北への直径は、約30メートルで樹齢約600年と推定されている。県下でも数少ない巨木の一つである。
(現地説明板より)
     


その他境内、歌碑、石造物など
               


眺望もよし。
    

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