兵庫県姫路市 姫路城
Himeji castle,Himeji city,Hyogo
Mar.31.2015 中山辰夫
まるで天を舞う白鷺のようで、『白鷺城』と呼ばれるにふさわしい姫路城の大天守は、平成21年10月から保存修理が行われてきたが、平成25年3月27日グランドオープンした。特徴の一つである真っ白な建造物が、さらに白さを増してその姿を現した。
生野銀山へ行く接続電車の待ち時間を利用して、僅かであるがその姿を見届け、帰路にも立寄った。
オープン直後の為、一日の入場者数を15,000人に限定するほどの人気で、城に通じる大通りは朝早くから人であふれていた。
Am9:30頃の遠景
城は、JR姫路駅から真北に約1km離れた姫山という小高い丘の上に建つ。駅からも遠望できる。築城については戦国時代後期に姫路を治めた黒田重隆・職隆父子が御着城の出城として築いたとされる。その後、何人も城主がかわり、1600(慶長5)年、池田輝政が城主になり1609(慶長14)年現在の姫路城を完成させた。
天主守を中心に櫓や門などの建造物が良好な状態で残る姫路城は、1951(昭和26)年に国宝に指定され、1993(平成5)年には法隆寺と共に、日本初の世界遺産に指名された。
Pm18:00頃の城内
さくら
大天守周辺
Pm18:30 ライトアップ開始 上空はまだ明るい
Pm19:00
ようやく上空も暗くなり始めた。天守の白さがまた映える。
壁はもちろんのこと屋根目地まで白い漆喰が総塗込みを施すようになったのは、1609(慶長14)年姫路城が建ったころとされる。
それまでの天主壁は黒い板張であった。それを白い漆喰にしたのは、防火が目的だったといわれる。着火した矢が打込まれても燃えにくいことによる。
天主壁の漆喰は、銀杏草(ぎんなんそう)と呼ばれる海藻を炊いて作られるノリや、赤貝の殻を高温で焼いてすりつぶし、消石灰と混ぜたものなどが使われた。
夜景のパレード
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