兵庫県姫路市 破磐神社起源の大磐石(われ岩)
(Great Broken Rock, Origin of Habanjinja Shrine, Himeji City, Hyogo Pref.)
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巨大で厳かな磐座、すごい迫力 |
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March 13, 2021 野崎順次 source movie
兵庫県姫路市西脇丸山
巨大で厳かな磐座、すごい迫力
このわれ石は神功皇后が放たれた第三の矢が当って破れたと今に伝えられる破磐(はばん)神社起源の大磐石(だいばんじゃく)です。その昔神功皇后が三韓征討よりご凱旋の時忍熊王(おしくまのみこ)の難がありましたので御船を妻鹿(めが)の湊に寄せられ、三野の荘麻生山(そうあさおさん)で朝敵退治を天神地祇(あまつかみくにつかみ)に祈られ天に向って矢を放たれました。第一の矢は印南郡的場にあだ矢となって落ち、第二の矢は飾磨郡安室辻井に落ちてしまいましたが、第三の矢は太市郷西脇山中のこの大磐石にあたって磐が三つに破れました。皇后はこれは吉兆であると大層お喜びになりこの地に矢の根を祀られ後に仲哀天皇・応神天皇の御二柱を合せ祀り破磐三神(はばんさんじん)と崇め奉るようになりました。この地は非常に狭隘で祭事に煩いがあるというところから中世当地より東北1.7キロ離れた地に神社を御造営し大神等をお遷し申し上げ現在の破磐神社となっております。
破磐神社の起源について
神のさち吹く風弓のかふら矢と
いかで磐をも通ささらめや
と詠まれています。
(現地説明板)
JR姫新線太市駅から、南西に2km弱歩く。丸山の集落に入ると、われ石の表示があり、お墓の奥の竹林を進むと、竹の奥に巨大な岩がちらちらと見えてくる。
大磐石の大きさは高さ6.5m、前巾5.5m、後巾6m、奥行7.5mで、その容姿は神化を思わせ見る人をして驚嘆させるばかりである。
後ろに回ると確かに割れている。
竹林の他の岩塊
偶然、現地で地主の方にお会いした。昔は竹やぶに隠れていて、知らない村人もいたとか。割れ目は子供のころに比べて2倍に広がったそうだ。北海道からマイクロバスで拝観に来る人もいるとか。帰りは駅まで軽トラで送っていただいた。有難うございました。
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