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兵庫県姫路市 播磨国分寺跡

(Harima Kokubunji ato, Himeji City, Hyogo)

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Feruary 11, 2024 野崎順次 source movie

兵庫県姫路市御国野町国分寺
播磨国分寺跡
(Harima Kokubunji Temple Remains, Himeji City, Hyogo Pref.)


国史跡

JR御着駅から少し西の線路脇に、周囲から切り取られたような平坦な一画が広がっている。奈良時代に全国に建立された国分寺の一つ、播磨国分寺の跡で、発掘調査により、周囲に築地塀を巡らせた約200メートル四方の広大な寺域の中に、当時の寺院様式に従って南大門、中門、金堂、講堂、僧坊、七重塔などを配した壮大な寺院だったことが分かっている。
現在は寺域の南半分が史跡公園となっており、北側に江戸時代に建立された牛堂山国分寺を見ながら、南大門や中門、塔などの基壇跡が一段高く、それと分かるように整備され、築地塀や灯籠などが復原されている。
とりわけ土を搗(つ)き締めた築地塀には趣があり、アングルを絞り込めば歴史ドラマにも耐え得るが、残念ながら視線の抜けがなく、背後の建物がどうしても入ってくる。これは寺域跡すべてに言え、どのアングルをとっても周囲の民家やビルが入り込み、すぐ南側にはJR神戸線の線路と山陽新幹線の高架も見えている。従って歴史ドラマのロケ地としての期待はしぼんでしまうが、逆に古代の遺物が現代と隣り合わせにあることの"不思議"が、この地の面白さを際だたせている。ある日突然、古代からタイムスリップした主人公がそこに立っていたら……と、ついそんな想像をかき立てられるのである。
(姫路フィルムコミッションウェブサイト)

寺域の北半分は、播磨国分寺の後継寺院の牛堂山国分寺である。本堂は講堂跡に、南の山門は金堂跡に建つ。

北門から入る。

         

堂内にはお地蔵さんが祀られていた。

       

庫裏から鐘楼

        

本堂と開山堂

         

県文 国分寺宝篋印塔 室町時代中期 花崗岩 総高 202cm

                      

その他

    

五智如来 江戸時代中期 元禄二年 1689年 花崗岩

                       

その他

    

播磨国分寺跡、山門のあたりが金堂跡で、礎石が二つ置かれている。

    

燈籠跡

       

回廊跡を越えて東に行くと、伽藍配置図がある。

             

塔跡、心礎を含む大半の礎石が残る。

                  

生垣の南を西へ、南大門跡に至る。

          

回廊跡を西へ、中門跡を越えて

          

さらに西へ、苑院跡・薬園跡で、復元築地塀が連なる。

                 

回廊跡北西部を経て南大門跡に

           

近くの邸宅に巨石を使用した庭園があった。

               

御着駅と史跡案内図

   


Sep.26,2015 瀧山幸伸 source movie

                                                                              

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