兵庫県姫路市 旧三木家住宅
(Former Miki Residence, Himeji City, Hyogo Pref.)
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主屋他6棟が県重文指定、よく整備されている。 |
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立地がのどかな農村地帯 |
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February 12, 2018 野崎順次 source movie
兵庫県姫路市林田町中構74番地
林田大庄屋旧三木家住宅
(Former Miki Residence, Himeji City, Hyogo Pref.)
概要
三木家は、英賀城主三木氏の出自と伝えられます。天正8年(1580年)、羽柴(豊臣)秀吉による播磨侵攻により英賀城が落城した際、一族は各地に逃れました。当家は林田に来て帰農し、江戸時代を通じて林田藩の大庄屋をつとめました。
周囲は土塀等で囲まれ、南西には園池が広がっています。敷地内には主屋、長屋門、引き続き矩折れに長屋、土蔵(米蔵、内蔵、新蔵)の6棟の他、屋敷神、裏門等が残っています。また長屋西端には藩主を迎え入れるための御成門が建てられています。
主屋他6棟の建物は、平成2年(1990年)兵庫県指定重要有形文化財に指定されました。 また、古文書は5,068点、古絵図も10数点が残され、内6点が附指定を受けています。
遺構由緒
三木家住宅は、棟札や古文書等創建年代を明確に示すものは発見されなかったものの、土間の小屋束で元文2年(1737年)と書かれた祈祷札が発見されました。また、古文書には、元々三木家住宅は現敷地から300mほど北にあった林田藩陣屋の門前に立地していましたが、当家への牛馬の往来が激しく糞尿で門前を汚すため、3代定久(1603年〜1675年)の代、寛永20年(1643年)に現在地に移されたことが記されています。
主屋解体時の調査で整形6間取りの平面構成や、茅葺屋根、低い軒先など古式の民家の姿が明らかになりました。
三木家住宅の建築時期は江戸初期と推定され、民家遺構としてはかなり古いもので、大庄屋の建築として県下で年代が推定できる最古の遺構です。また、この時代の大庄屋屋敷が残っているのは全国的にも極めてめずらしく、民家史上重要な遺構といえるでしょう。
(姫路市ウェブサイトより)
姫路駅からバスで林田へ
パンフレットと現地説明板
長屋表側から長屋門へ
内側から見る長屋門
肥坪
トイレ(僕持部屋)、御成門、中門
厩
主屋、南側正面および南西(庭園)側
西湯殿
主屋北面
西から見た主屋
主屋内部、土間
土間に面した部屋
表座敷、玄関
奥座敷
奥の間の展示
日本庭園
新蔵、内蔵
米蔵
長屋と農機具の展示
北側土塀修景整備工事
帰途
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