兵庫県姫路市 灘
Nada,, Himeji City, Hyogo Pref.
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October 15,2019 大野木康夫 source movie
灘のけんか祭り(松原八幡神社秋季例大祭)The Guarrelling Festival at Nada(The Autum Festival of Matsubara Hachiman Shrine)
姫路市南東部の旧白浜町にある松原八幡神社の秋季例大祭は、灘のけんか祭りと呼ばれ、播州の秋祭りを代表する祭りです。
「松原八幡神社秋季例祭風流」として、兵庫県の重要無形民俗文化財に指定されています。
毎年10月14日が宵宮、15日が本宮です。
神社の氏子地域は東山、八家(やが)、木場、宇佐崎、中村、松原、妻鹿(めが)の旧七ヶ村です。
宵宮では、各村の屋台が宮入を行い、神社境内で暗くなるまで練り合わせを行います。
本宮では、年番(練り番)の旧村は屋台を出さず、残りの6ヶ村の屋台が宮入をして練り合わせを行います。
練り番の村は最後に宮入を行い、3基の神輿を練り上げて拝殿前、続いて楼門前で激しくぶつけ合います。
その後、神社から西に1km離れたところにある御旅山に向かいます。
御旅山の麓の広畠(ひろばたけ)では、段々畑状になった桟敷席から数万人の観客が見下ろす中、松原の露払いだんじり、神輿の練り合わせ、屋台の練り合わせが行われ、その後、それぞれが御旅山の急坂を登って山頂の御旅所に向かいます。
最後の屋台が山に登ったら、また神輿、屋台が山を下り、暗くなった広畠で再び練り合わせを行った後、それぞれの村に帰ります。
15日の本宮、御旅山に行きました。
祭の2日間、山陽電鉄の特急電車は白浜の宮駅に臨時停車します。
松原の屋台が宮入の準備をしていました。
御旅山山頂手前の広場からの風景
妻鹿の屋台が宮入に向かいます。
桟敷席は原則として地元の人が利用するため、地元の方以外の観客は、山頂手前の広場から見ることになります。
かなり高いところにあるので、広畠は小さく見えます。
それなりの望遠レンズがないと、うまく撮影できませんので、4K画像からの切り出しも交えることにします。
松原の露払いだんじり
小ぶりのだんじりで、担ぎ上げられては地面に激しく叩きつけられます。
1人が乗りこんで太鼓をたたいていますが、どんなに激しく叩きつけられても、太鼓をたたき続けます。
この太鼓の音は、環境省の「残したい日本の音風景100選」に「灘のけんか祭りのだんじり太鼓」として選定されています。
4K動画からの切り出し画像
神輿の練り合わせ
3基の神輿は一の丸(応神天皇)、二の丸(神功皇后)、三の丸(比咩大神)で、練り番(今年は東山)の練り子が年齢別に分かれて練ります。
灘のけんか祭りといえば、この神輿練りが真っ先に思い浮かびます。
4K動画からの切り出し画像
木場屋台、松原屋台の入場と2丁練り
練り合わせは脇棒と呼ばれる外側の舁き棒同士を合わせて行われます。
本気で押し合ったり、がぶったりして、相手が屋台を落とすまで練り合わせます。
勝った方の屋台は、屋台を差し上げたり練り上げたりして気勢を上げます。
4K動画からの切り出し画像
中村屋台、妻鹿屋台の入場、練り合わせ
4K動画からの切り出し画像
宇佐崎屋台の入場、屋台練り
4K動画からの切り出し画像
山を登ってきた屋台
八家屋台の入場、屋台練り
4K動画からの切り出し画像
広畠と旧国道の段差に相手を落とすような荒っぽい勝負の付き方もあり、遠距離から見ていても大変迫力がありました。
帰路、飾磨方面の夕景
妻鹿屋台の山登り
宇佐崎屋台
八家屋台
祭りのハイライトである御旅山広畠の神輿や屋台の練り合わせを見ましたが、大変迫力がありました。
今度は、神社境内で、直近から見てみたいと思います。
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