JAPAN GEOGRAPHIC

兵庫県伊丹市 有岡城跡

(Ruins of Arioka Castle, Itami City, Hyogo Pref.)

Category
Rating
Comment
  General
 
織田信長に叛いた荒木村重の城
  Nature
 
 
  Water    
  Flower
 
  Culture
 
 
  Facility
 
  Food
 


June 24, 2017 野崎順次 source movie

兵庫県伊丹市伊丹1丁目地内ほか

国史跡

伊丹氏がこの場所に城を築いたのは、鎌倉時代末期の頃のことである。はじめは居館として建てられたが、戦国時代を経て次第に堅固な構えになっていった。

伊丹氏の城は、天正2(1574)年織田信長方の武将荒木村重の攻撃によって落城した。その後村重は信長の命により有岡城と改名し、壮大な城を築いた。

有岡城は伊丹段丘の高低差を利用し、南北1.6キロメートル・東西800メートルに及ぶ惣構えが築かれ、要所には岸の砦・上臈塚砦・鵯塚砦が配置された。

謀反を起した村重は、天正6年、信長勢の攻撃を受け、十ヶ月間の攻防の末、強固な城も遂に落城した。

天正8年、池田之助が城主となるが、同11年美濃の国に転封を命じられ、廃城となった。

明治26年、鉄道の開通によって、城跡の東側が削りとられたが、土塁や堀など今もよくその姿をとどめている。

昭和50年より発掘調査が実施され、土塁・石垣・堀・建物・池等の遺構を検出し、中世城郭から近世城郭への移行期の様相が明らかになった。

平成4年3月 伊丹市教育委員会

(現地説明板より)

現地説明板

     

有岡城主郭部を周囲から見る。

                       

主郭部に入る。

                                

近くのJR伊丹駅前

               

岸の砦跡、稲野神社に残る土塁など

                 

   All rights reserved 無断転用禁止 登録ユーザ募集中