兵庫県加古川市 報恩寺
(Hohonji Temple, Kakogawa City, Hyogo Pref.)
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中世石造物の宝庫 |
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March 10, 2018 野崎順次 source movie
兵庫県加古川市平荘町山角466-1
真言宗
印南山 報恩寺
(Hohonji Temple, Kakogawa City, Hyogo Pref.)
現地説明板とアプローチ
山門脇のくり抜き式石棺の身
本堂
弥陀三尊種子石棺板碑 鎌倉中期 弘安七年(1284)
竜山石、104cm×84cm×13cm
石仏
県文 十三重石塔 鎌倉後期 元応元年(1319)
花崗岩、高さ 564cm
石造五重層塔 鎌倉中期
凝灰岩、高さ 102cm
四尊石棺仏 南北朝時代前期 文和二年(1353)
流紋岩、81cm×68cm×11cm
組合式石棺の側石に四体の阿弥陀座像を彫りだしたもの、各仏像は、線刻した蓮華座と舟形の輪郭の中に彫りだされている。抽象化、図形化が進んだ南北朝期の石仏の典型である。裏面に溝が残る。
県文 五輪塔4基
応永十年銘五輪塔 室町初期 応永十年(1403)高さ 183.5cm
正和五年銘五輪塔 鎌倉後期 正和五年(1316)花崗岩、高さ 184.6cm
無銘五輪塔 鎌倉末頃
貞治六年銘五輪塔 南北朝 貞治六年(1367)、流紋岩、高さ 161cm
その他境内
平之荘(へいのそう)神社
明治初年の神仏分離までは西隣の報恩寺の鎮守神だった。
小さな祠の台に転用された家形石棺の蓋、103cm×84cm×23cm、内側のくり抜きは埋められている。
市文 種子石棺板碑
左側の板碑は69cm×62cm×12cm、弥陀三尊の種子を薬研彫り、弘安元年(1278)の銘がある。右側の板碑は70cm×62cm×12cm、釈迦三尊の種子を彫る。二つともほぼ同じ大きさであることから、同じ組合せ式石棺の石材から、同時期に造立されたと考えられている。
参考資料
現地説明板
大和國古墳墓取調室ウェブサイト
加古川市の石棺仏と石造物ウェブサイト
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