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兵庫県香美町 大乗寺

Daijoji,Kami Town, Hyogo

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February 23, 2024 野崎順次 source movie

兵庫県美方郡香美町香住区森860
高野山真言宗
亀居山 大乗寺


江戸中期の画家円山応挙やその一門の画家たちの襖絵などがたくさんあるので「応挙寺」の名で親しまれております。近年応挙の研究が進むとともに、大乗寺では障壁画で囲まれる各部屋の空間が立体曼荼羅を構成しており、宗教的空間の具現化を意図したものではないかといわれています。応挙は絵画の美術的評価に加えて空間プロデューサーとしての側面が再評価されています。
(本寺公式ウェブサイト)

円山応挙(一七三三~一七九五)は、はじめ狩野派の石田幽汀に学び、その後、自然の写生に専念したり、西欧の遠近法等の手法を学び、彼独自の新しい画風としての写生画を完成しました。その写生画はあらゆる階層の人々に支持されて、ついに画壇の第一人者となり、円山派の祖として仰がれています。応挙が修行中の貧しいころ、当寺の住職が、才能を見込んで学資を援助したことが縁で、客殿の建築の時に、ご恩返しとして、一門の弟子と共に大乗寺の障壁画を描きました。
(本寺パンフレット)

パンフレットと現地説明板

   

門前

        

県文 山門

          

客殿内へ向かう。円山応挙とその弟子たち12名の筆になる障壁画などが165点あり、すべて国重文指定であるが、撮影禁止である。さらにカメラ持ち込み禁止で、拝観はガイド付きグループ行動である。

     

山門横の大クスと石造物

           

石段を登って奥へ

    

県文 客殿

    

薬師堂

  

県文 木造薬師如来坐像 仏師智円作で藤原彫刻の優品

          

本堂 行基作と伝えられる本尊聖観音重文二体(秘仏)が安置されている。

      

帰途、香住駅まで歩く。

     

あっ、つくし

   

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