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兵庫県加西市 加西の石仏
(Old Stone Buddhism Arts, Kasai City, Hyogo)

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Aug.2011 野崎順次

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加西の石仏、その1

兵庫県加西市

撮影日: 2011年8月27日

加西は石仏の里である。古代から近世にかけて良質の凝灰岩を切り出し、播磨だけでなく近畿一円に供給していた石材の産地でもある。加西石仏の残存する最古の例は7世紀末から8世紀初め製作とされる古法華仏であるが、何故か、奈良時代、平安時代の遺例がほとんど途絶え、鎌倉時代中期以降に石造文化が復活し、古墳の石棺を利用する事例が増え、近世の加西石仏の最盛期を迎えることになる。作者も製作の願主も分からないものが多くまさに庶民の文化遺産である。また、近年、背面に十字架状陽刻をもつ地蔵菩薩が次々と発見され、隠れキリシタンとの関係が注目されている。

北条町小谷284と288の間、小谷地蔵堂内
市文 小谷石仏(南北朝前期)
浮彫阿弥陀如来座像、石棺仏、康永四年(1345)銘、高室石らしい。地元の伝承から「よばりこき地蔵」と通称される。

同じ堂内にある小型石棺仏、浮彫 阿弥陀如来座像、南北朝から室町らしい。高室石らしい。

玉野町、24号線の南側、アラジンスタジアムと中池の間の自転車道を南に約400m
県文 山伏峠石仏(南北朝)

県文 浮彫 阿弥陀如来座像、石棺仏、建武四年(1337)銘、石英素面岩質の凝灰岩。

県文 浮彫 地蔵菩薩半跏像、石棺仏、歴応元年(1338)銘。

県文指定のない浮彫阿弥陀如来及双地蔵菩薩像、南北朝から室町らしい。

玉野町1087の斜め向かい
薬師堂石造物群

市文 薬師堂石造五輪塔(南北朝)。応安四年(1371)銘。

市文 薬師堂板碑(鎌倉)。阿弥陀三尊種子板碑、石棺板碑、建治三年(1227)銘、高室石らしい。

その他

あまりにも何げなく立てかけてあったので分からなかったが、さらに二つの板碑。
市文 薬師堂板碑(鎌倉)。阿弥陀三尊種子板碑、鎌倉後期と考えられる、高室石らしい。
市文 薬師堂板碑(鎌倉)。法華曼荼羅種子板碑、鎌倉後期と考えられる、高室石らしい。

玉野町1131-44の直ぐ南、あるいは玉野医院(玉野町738)から南に約200m
市文 玉野石仏(鎌倉)
浮彫 阿弥陀如来坐像、石棺仏、鎌倉後期と考えられる、石英素面質の凝灰岩。

朝妻町539の家の直ぐ東の道を南に入ると墓地入り口
朝妻墓地の石仏
浮彫 阿弥陀如来座像(南北朝)、石棺仏かどうか不明、豊倉石らしい。

墓地内の地蔵二体、背面の不思議な陽刻により隠れキリシタン説がある。

野上町8
大日寺石仏群

市文 大日寺石仏(鎌倉〜南北朝)
浮彫 薬師如来坐像、石棺仏、高室石らしい。

市文 地蔵菩薩像(江戸、享保頃)、地元の凝灰岩製。像の背面に十字状の陽刻があり、このような作例は播磨地区でも加西市に集中している。隠れキリシタン地蔵として有名。

その他の石仏裏表

春岡寺へ

池上町245 春岡寺境内
市文 春岡寺石仏(鎌倉)
浮彫 阿弥陀如来坐像、通称「腰折れ地蔵」、石棺仏、石英粗面岩質の凝灰岩

その他

参考資料
加西市史別巻 加西の石仏


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