兵庫県西宮市 浦家住宅
(Ura Residence, Nishinomiya City, Hyogo Pref.)
Category |
Rating
|
Comment
|
General
|
|
設計者吉阪隆正はル・コルビュジェの弟子 |
Nature
|
|
|
Water | ||
Flower |
|
|
Culture |
|
原色が鮮やかなモダニズム住宅 |
Facility |
|
|
Food |
May 24, 2020 野崎順次 source movie
兵庫県西宮市南郷町8-14
竣工: 昭和中期(1956)
国登録有形文化財
日本におけるDOCOMOMO100選
吉阪隆正の初期RC造住宅作品。東西に並べた二つの正方形ブロックと中間の玄関部からなる。各ブロックは床と屋根のスラブを各辺中央のく字形柱で支えてピロティとし,煉瓦外壁に突出する小口が表情を与える。各所に現した原色が鮮やかなモダニズム住宅の佳品。
(文化遺産オンラインより)
吉阪は1917年生まれで、若くしてフランスでル・コルビュジエの薫陶を受けた。国際的素養に裏打ちされた知性と、大地の鼓動を汲むような野性的な感性をもち合わせた稀有な建築家で、その作品はモダニズムという尺度では計り知れない創造性や斬新さ、造形の妙を湛えている。
(中略)
この家の主、浦太郎氏は高名な数学者。若かりし頃留学先のフランスで、コルビュジエのアトリエで研鑽を積んでいた吉阪と出会った。その後も友情を深め、やがて浦氏が吉阪に設計を依頼してこの邸が建てられた。建物には浦家家族6人と吉阪の手形が今も残っている。
(月刊神戸っ子2017年6月号より)
道路側(西側)からみる。
ピロティ
中庭の見上げ、カラフルでわくわくする。雨水が池に流れる仕組みになっている。
その他細部
ピロティのコンクリート床の線刻も面白い。手塚治虫の独特キャラクター「ヒョウタンツギ」もある。
All rights reserved 無断転用禁止 登録ユーザ募集中