兵庫県高砂市 時光寺
(Jikoji Temple, Takasago City, Hyogo Pref.)
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September 28, 2020 野崎順次 source movie
兵庫県高砂市時光寺町12-18
浄土宗西山禅林寺派
遍照山 時光寺
建長元年(1249年)に時光上人の心願により本尊の阿弥陀如来を海中から引き上げ、一堂を創建したのがはじまりと言われています。時光寺は「播磨の善光寺」と呼ばれています。約400年前、兵庫の浦に熱心な念仏の老行者がいて、毎年欠かさず信濃の善光寺に参っていましたが、ある時老齢で遠路参拝するのを哀れと感じた善光寺如来が、時光寺は当山と分身一体の阿弥陀であるということから、以後は時光寺へ参るように告げられ、そのことから「時光寺への三度の参詣は、善光寺への一度の参詣に当たる」と言われています。
(「見にきてや!東はりま」サイトより)
現地説明板と山門遠景
県文 宝篋印塔 南北朝後期
山門前に宝薩印塔がある。笠石隅飾突起に月輪を刻み、八方天種子を入れている。康暦二年(1380)、南北朝後期の造立年号がある。基礎四面にも、輪郭を巻き、格狭間の中に開花蓮華文様を刻んでいるが、こうした形式は近江文様と称されるもので、山城からこの播磨地方に伝播したと考えられる。
(清水俊明「関西石仏めぐり、1997」より)
市文 山門 江戸後期
三間一戸楼門で、屋根形式は入母屋造本瓦葺。門の両脇には四天王がまつられている。棟札から時代後期、寛政三年(1791)に建てられたことがわかる。
(現地説明板、高砂市教育委員会)
本堂など
市文 石造九層塔 南北朝後期
境内墓地に、高さ2.68mの九重石塔(相輪欠失)がある。基礎格狭間内に開花蓮を刻み出し、塔身一面に「時光上人」刻んでおり、時光坊の供養塔と思われる。南北朝時代の作風。
(清水俊明「関西石仏めぐり、1997」より)
その他
帰途、西から振り返る。
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