兵庫県高砂市 黒岩十三仏摩崖仏
(Thirteen Buddist Images carved on natural stone Kuroiwa, Takasago City, Hyogo Pref.)
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町中の身近な摩崖仏 |
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April 19, 2020 野崎順次 source movie
兵庫県高砂市曽根町1713
黒岩十三仏磨崖仏 室町時代中期 高68cm 石英粗面岩
山陽電鉄「曾根」駅の西北、川に面する住吉神社の石段の南に、高さ幅とも7.5mばかりの黒岩とよばれる巨岩があり、その下方に左右170cmの長方形のほりくぼめを作り、内部を上段と下段にして、下段向って右から不動・釈迦・文殊・普賢・地蔵の順に八体、上段右へつづいて左方へ、虚空蔵・金剛界大日で終る五体、合わせて十三仏を半肉彫する。すべて,蓮座上に坐し、不動の火焔光の他は円形頭光を作る。虚空蔵は右手に剣を備え、金界大日は智拳印を結ぶので尊名が明らかであるが、虚空蔵を13番目にしていないのである。上段左端に四行にわたり、「干時永正二年(1505)乙丑十一月二十八日、逆修尼衆、敬白」とあり、付近の在俗出家の女姓たちの逆修信仰による珍しい摩崖仏十三仏である。
(川勝政太郎「新装版日本石造美術辞典、1998年」より)
高さ 68Cm 幅
170Cmの長方形を彫りくぼめ、上段に五体、下段に八体、合わせて十三仏を半肉彫りする。
上段、向かって左から、金剛界大日如来、虚空蔵菩薩、阿?如来、阿弥陀如来、勢至菩薩
下段、向かって左から、観音菩薩、薬師如来、弥勒菩薩、地蔵菩薩、
下段、向かって左から5番目から、普賢菩薩、文殊菩薩、:釈迦如来、不動明王
左の奥にも摩崖仏がある。
蓮華座上に、右手錫杖・左手宝珠の地蔵菩薩が刻まれている。
長方形を彫りくぼめ、阿弥陀と地蔵の二尊仏が刻まれている。
地蔵石仏
参考資料
河合 哲雄「石仏と石塔!」ウェブサイト
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