兵庫県豊岡市 畑上の大トチノキ
Japanese horse chestnut of Hatagami, Toyooka city, Hyogo
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October 22,2021 大野木康夫
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所在地 兵庫県豊岡市畑上1259
国指定天然記念物
【国指定文化財等データベースの詳細解説を引用】
目通り幹囲7.20メートル、根囲り13.50メートルの巨木で垂直に伸び地上6メートルより西方に一大枝を出しまた地上9メートルより三本の大枝を分けている。
枝張り西へ20メートル、東へ16.60メートル東北へ17メートル、南へ15.50メートル北へ14.50メートルで樹勢きわめて旺盛でトチノキの巨木として有数なものである。
畑上の大トチノキは畑上集落から気比川沿いの林道を3kmほど上り、張られたロープに沿って30分弱行った谷にあります。
大トチノキの周りのトチノキ群も、豊岡市指定天然記念物となっています。(畑上の大トチノキ群)
畑上地区は豊岡市の城崎温泉から京丹後市の久美浜に抜ける県道沿いにあります。
集落内への部外者の車両乗り入れが禁じられていますので、集落入口のすぐ東側にある県道沿いの空き地に駐車して徒歩で向かうことにしました。
その位置からトチノキまでは5kmと案内板に表示されています。
県道からトチノキ方向の眺め
集落入口付近
バス停付近
集落の奥、重浪神社付近まで、駐車場所から10分ほどでした。
重浪神社(上津大明神)
所在地 兵庫県豊岡市畑上843
「しきなみじんじゃ」と読みます。
延喜式に記載される重浪神社(但馬国城崎郡)に比定されています。
祭神が物部韓国連神津主命なので、上津大明神とも呼ばれているようです。
天武天皇の時代に、神津主命の子、久々比が神津主を葬ったとされる敷浪丘がここなのでしょう。
小さいながらも雰囲気のある神社でした。
本殿
御船岩
ここから林道を上ります。
車も登れるような整備された道でした。
重浪神社から36分ほどで大トチノキへの看板がありますが、丸木橋を渡る必要があるので、すぐ上流の砂防ダムの上から、気比川を渡渉します。
渡渉ポイントは大トチノキ群の標識の手前で、ピンク色のテープで案内されています。
渡渉ポイントはごく浅いところです。
渡渉すると、明確な登山道があり、誘導のロープを目印に登って行けば迷うことはないと思います。
途中の木橋の強度が不安でしたが、すぐ上流で渡渉できます。
ロープがなくなると、大きな苔むした石が転がっている谷筋に出ます。
この谷が大トチノキがある谷です。
林道の渡渉ポイントからゆっくり登って20分くらいです。
市指定天然記念物の大トチノキ群
国指定の大トチノキの下に3本並んでいます。
その他にもトチノキが多いです。
畑上の大トチノキ(国指定天然記念物)
かつては船の目印になっていたそうですが、主幹が折れてしまい、現在は海上から見えるとは思いますが、目立たないように思います。
主幹は大きな空洞となっていますが、大枝はしっかりとしています。
ほぼ1時間撮影しました。
帰路
ほぼ1時間で帰りました。
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