兵庫県豊岡市 久々比神社
Kuguhijinja, Toyooka city, Hyogo
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豊岡市下宮字谷口171 久久比神社本殿 重文 近世以前/神社 室町後期 永正4(1507) 三間社流造、こけら葺 棟札1枚 19580514
参道
境内
本殿(重要文化財)
部分写真
所在地 兵庫県豊岡市下宮318-2
2011.6.5撮影
久々比神社は円山川の右岸、北近畿タンゴ鉄道の但馬三江駅の東側約1キロメートルのところにあります。
「久々比」とは「鵠(くぐい)」すなわちコウノトリの古称です。
久久比神社は延喜神名式に記される但馬の国城崎郡二十一座のうちの小社で、もと胸形(宗像)大明神と称され、木の神久久能智神を奉祀した式内社であるが、神社の創立年代は詳らかではない。
一説には多紀理比売命・天湯河板拳命を祀るといわれる。
末社には八幡社(事代主命)、三柱社(少彦名命)、稲荷社(保食神)の三社がある。
本殿は墨書によって永正四年(1507年)に再建されたものであることが知られ、三間社流造り・こけら葺の構成様式で建物の構造細部技法・絵様刳型等も室町時代中期の代表的様式を示している。
社殿の全容近隣に於ける屈指の神社にして正に秀麗、特に蟇股の彫刻がすぐれ東西両側の正面よりの蟇股には三つの蕊の桐が彫刻されている。
さらに斗・肘木・龍鳳象獅の彫刻など他に比類なく、その道の推賞のまとである。
久久比神社の鎮座する下宮は昔より鵠(くくい:コウノトリの古称)村と言われていたように、古来より国の特別天然記念物「コウノトリ」が数多く大空を舞っていた地域であり、日本書紀によれば天湯河拳命がこの地でコウノトリを捕まえたと言う説が伝わる。
(神門の案内板より)
神社の南を下宮川が流れています。
橋を渡り本殿を目指します。
燈籠も何かコウノトリのように細い形をしています。
集落や車道に近いので静謐とはいえませんが、拝殿まで来ると少し厳かな空気が流れます。
本殿(重要文化財)
永正4(1507)年の建築
三間社流造、こけら葺
三間社流造で室町時代末期の建立になる。
蟇股を多く用い、妻飾を二重虹梁太瓶束の制にするなど社殿建築としては割合にぎやかな意匠である。
(国指定文化財等データベースより)
大きな三間社です。
左右の電線が少し残念ですが、堂々とした全容を見ることができます。
コウノトリ保護増殖センターやコウノトリの郷公園が近いです。
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