石川県白山市 白山ろく民俗資料館
Hakusan folk museum, Hakusan city, Ishikawa
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白山市白峰リ29-6 旧小倉家住宅(石川県石川郡白峰村) 重文 近世以前/民家 江戸末期 江戸末期 桁行16.0m、梁間8.5m、正面庇付、一重二階、切妻造、妻入、とち葺 19630701
杉原家
織田家
長坂家
小倉家
表家
尾田家
石川県立白山ろく民俗資料館
2012.7.29撮影
所在地 石川県白山市白峰リ30
白山ろく民俗資料館は石川県立の民家園で、江戸時代から明治時代にかけて白山麓に建てられた6棟の民家を移築、展示しています。
そのうち1棟は重要文化財、1棟は重要有形民俗文化財、4棟は石川県指定有形文化財です。
織田家住宅(石川県指定有形文化財)
明治38(1905)年の建築
旧白峰村の街道沿いに建っていた商家です。
杉原家(石川県指定有形文化財)
元治元(1864)年の建築
旧嶋村(桑島地区)の商家で、広大な田畑と山林を所有していました。
長坂家(石川県指定文化財)
明治5(1872)年の建築
河内谷の山中にあった出作り農家です。
出作りとはかつて白山周辺で見られた生活様式で、山の中の田畑の近くに建てた住居で農耕期を過ごし、農閑期は集落に帰って暮らすのですが、白峰一帯では、屋号山と呼ばれる永代所有の焼畑自作地を所有する家が多く、年間を通じて出作りを行う「永住出作り」が盛んに行われました。
小倉家(重要文化財)
江戸末期の建築
桁行16.0m、梁間8.5m、正面庇付、一重二階、切妻造、妻入、とち葺
白山山麓に特有な切妻造、妻入 民家の代表である。
江戸末期の建設であるが、古風な形式をもつ。
(国指定文化財等データベースより)
旧嶋村(桑島地区)の庄屋を務めた旧家でした。
表家(石川県指定有形文化財)
江戸末期の建築
旧尾口村東二口にあった真宗の家道場でした。
尾田家(国指定重要有形民俗文化財)
文久2(1862)年頃の建築
指定名称:白峰の出作り民家(山の小屋)と生活用具
白山麓の旧白峰村は、全国有数の豪雪地として知られており、昭和30年代までは焼畑耕作に依存する典型的な山村生活が営まれてきた。
この民家は、もと白峰大道谷の五十谷忠氏の山にあって100年以上も経過したものと考えられるが、昭和52年10月に同村内の民俗資料館予定地へ移築、再建されたものである。
間口7・19m、奥行16・23mで、入母屋造り、段違い茅葺きである。
周辺の山間で入手しうる限られた建築材料を最大限に活用した独特のものであり、かつ単純な間取りで生活機能を確保していること、往時は茅束を床に敷いて生活を営んでいたと伝えられていること、など古い出作り民家の様相をよく残しているものである。
出作りの生活を知る上で極めて重要であることから、民家及びそこで使用されていた生活用具を含めて指定する。
(国指定文化財等データベースより)
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