石川県金沢市 21世紀美術館
(The 21st Century Museum of Contemporary Art, Kanazawa, Ishikawa)
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Jun 2010 野崎順次
石川県金沢市広坂1-2-1
撮影日: 2010年6月13日
まちに開かれた公園のような美術館
金沢21世紀美術館は、金沢市の中心部に位置し、だれもがいつでも立ち寄ることができ、様々な出会いや体験が可能となる公園のような美術館を目指しています。
このため建物には表と裏のないガラスのアートサークルが採用され、トップライトや光庭など明るさや開放感にも十分に配慮しています。
また、夜間開館や魅力的なショップ、レストランなど利用者ニーズに対応し、気軽さ、楽しさ、使いやすさがキーワードのこれまでにない美術館です。
多方向性=開かれた円形デザイン
三方が道路に囲まれている美術館敷地内にどこからでも人々が訪れることができるよう、正面や裏側といった区別のない円形が採用されました。建物が街と−体になるためのデザインです。
水平性=街のような広がりを生み出す、各施設の並置
展示室やカフェレストラン、アートライブラリーなど、それぞれに個性豊かな各施設はほぼ水平方向に配置。
街のような広がりを生み出します。建物の回廊部分を一周すると、様々な特徴のある施設を巡ることができます。
透明性=出会いと開放感の演出
外壁や建物内の壁面の多くにガラスを採用し、「透明であること、明るいこと、開放的であること」を求めました。
同時に、内部と外部など互いに異なる空間にいる者同士が互いの様子や気配を感じ取ることができる、出会いの感覚も演出されています。
設計者は、世界的に著名な建築家
美術館の建築を設計したのは、妹島和世(せじま・かずよ)と西沢立衛(にしざわ・りゅうえ)。
二人は、これまで、ヨーロッパやアメリカで美術館など数多くの建築を手がけてきました。
2010年SANAAとして、プリツカー賞受賞。
また妹島和世は、2010年8月29日から11月21日まで開かれるベネチア・ビエンナーレ第12回国際建築展の総合ディレクターに起用されました。
設計:妹島和世+西沢立衛/SANAA
■竣工:2004年(平成16年)
■規模:敷地面積26009.61m2 建築面積9,651.99m2 延床面積17,363.71m2
■構造:S造・RC造、一部SRC造 地上2階地下2階(軒高4651mm 最高高14,900mm 階高4390mm)
パンフレット
建物外部と屋外展示、西から時計と反対方向に回る。
建物内部と諸施設
“スイミング・プール”by レアンドロ・エルリッヒ
ヤン・ファーブル X 船越桂展パンフレット
参考資料: 金沢市公式HP
金沢市役所
石川県庁
カトリック教会
金箔工芸店
Sep.2008 瀧山幸伸source movie
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