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石川県金沢市 旧石川県庁舎本館

Kyu Ishikawa pref.Office,Kanazawa city,Ishikawa 

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Apr.6,2018 瀧山幸伸 source movie

        

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Nov.2016 瀧山幸伸 source movie

旧石川県庁舎本館

旧石川県庁舎本館は、大正13年(1924年)に竣工した、鉄筋コンクリート造の建物で、設計は国会議事堂などの設計に携わった、大蔵省大臣官房臨時建築部 技師 矢橋賢吉氏が行い、施工は日本土木株式会社(現:大成建設株式会社)により建設されました。

新県庁舎(金沢市鞍月)への移転に伴い、平成14年(2002年)12月27日の閉庁までの約78年間県庁舎として使用されました。

石川県政記念 しいのき迎賓館は、旧県庁舎の一部を保存し、天然記念物であるしいのきと一体の外観や歴史的な意匠が残る玄関ホールや中央階段などの内部のデザインを活かしながら、新たな文化を育み、にぎわいの創出に貢献するものとして生まれ変わりました。

※しいのき迎賓館の開館は平成22年(2010年)4月です

免震装置が見学できます

旧石川県庁舎本館は、大正13年に竣工した県内で最も古い鉄筋コンクリート造建築物のひとつと言われています。 しいのき迎賓館の開館に当たっては、その外観や構造体の一層の保存・活用を図るため、免震構造を採用しており、しいのきプラザでは、見学コーナーを設けて来館者に免震装置をご覧いただくことができます。

旧石川県庁舎本館

1 建築概要

着 工 大正11年6月

完 成 大正13年6月(全体完成:大正15年3月)

構 造 鉄筋コンクリート3階建(前面塔屋4階建)

延床面積 8,642.10 ㎡

建 設 費 約123万円

設 計 者 矢橋 賢吉(旧大蔵省、工学博士、国会議事堂建築の直接的責任者)

施 工 者 日本土木(株) 大阪支社[現 大成建設(株)]

2 建物の特徴

石川県で初めての本格的鉄筋コンクリート造

金沢では初の非様式的な近代建築

外装レンガは、大正11年建築の旧帝国ホテル本館で日本初に使用されたと言われる愛知県武豊産のスクラッチタイルを使用

平面計画は略中字形で国会議事堂平面を踏襲

内装は、漆喰仕上げの天井や正面玄関の漆塗りの扉など当時のモダニズムの粋を極めている。

電気、暖房、水洗便所など当時の最新設備を導入

3 設計趣旨

シイノキの色彩と建物の調和を図る。

近代建築学の理想を具体化し、執務の便宜を主眼に、適当な美術的装飾を加味する。

県下の特産品を建物に応用し、一般に紹介する。

(石川県)

                                          

堂形のシイノキ

国天然記念物

二本あり、一は根元周圍十二メートル、目通幹圍七.三八メートル、樹高約十二メートル、一は根元周圍十二.二メートル、目通幹圍五.二メートル、樹高約十三メートル、共にシイノキの巨樹の一なり。(文化庁)

               

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