JAPAN GEOGRAPHIC

岩手県陸前高田市 沿岸部

Coast,Rikuzentakata city,Iwate

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Sep.17,2020 瀧山幸伸

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蛇ケ崎

天然記念物

荒れ果てているが素晴らしい自然が残っている。

陸前高田市より
蛇ヶ崎は、箱根山(標高446.8m)から南東へ伸びる尾根が海まで突き出た岬で、広田町の大野湾と大船渡市末崎町の門之浜湾を区切っています。岬の端には鶴島、亀島そして海鼠岩などの大小の島が散在しています。
 蛇ヶ崎付近から大船渡市にかけては下部白亜紀の硬質砂岩と頁岩からできており、これらの岩層が海蝕食作用を受けて海蝕崖となったり、島と岬、島と島の間に狭い水道ができたり、さらには大規模な海蝕洞や潮吹穴もみられるなど典型的な海蝕地形を構成しています。なかでも海蝕洞の規模は大きく、「魔の瀬の大洞窟」「かわうそ穴」「金沢洞窟」と呼ばれる非常に奥行きの深い洞窟があります。また、鶴島と亀島の間には「亀島水道」と呼ばれる狭い水道があり、水道の側面には「雷潮吹」「打出しの潮吹」といった潮吹穴もあります。中世には、三方を海に囲まれているという立地を活かし、「蛇ケ崎城」として使用されていたようで、半島全体が遺跡として登録されています。

  

        
                                                          

中沢浜貝塚

史跡

陸前高田市より
中沢浜貝塚は、広田半島の先端部にある大森山(標高147.2m)の西側の丘陵上にあり、目の前には広田湾を臨みます。史跡として指定されている面積は約17,000㎡で、そのほとんどが長い年月をかけ、海からの風で運ばれ堆積した砂で覆われています。明治期から複数回行われた大規模な発掘調査により、この場所が縄文・弥生・平安時代の長期間に渡り人々の生活の場であったことが確認されています。複数の時代に渡る遺跡として、三陸ジオパークにも認定されています。
 中沢浜貝塚は、古くから多くの人骨が出土することで有名です。明治40年、41年に野中完一が行った発掘調査では23体、昭和59年から63年まで陸前高田市教育委員会が行った発掘調査では18体の人骨が発見されるなど、これまでの総数は40体を超えています。これらの人骨の保存状態が極めて良いことから、人類学の研究や発展に大きく貢献してきました。そのほかにも、動物の骨や貝類、膨大な量の土器や石器、また本貝塚の代名詞ともいえる多種多様な骨角器も出土しており、中沢浜貝塚が気候に恵まれ、また、海や山の幸にも恵まれた豊かな土地であったことがわかっています。これらの遺物は、当時の人々の生活を解明する重要な考古学的資料であり、日本の水産業のルーツと漁撈技術、文化の変遷を示す貴重な財産であるとして、昭和9年1月22日、中沢浜貝塚は国の史跡に指定されました。

                                        

華蔵寺の宝珠松

天然記念物の松は枯れ、二代目が植えられた。

              

寺に隣接する門前貝塚

      

 

 

 

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